日本の市町村
函館市:北海道南部の歴史と観光の港湾都市

北海道南部に位置する函館市の地理、気候、歴史、観光、産業について解説する専門的な百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓函館市は北海道渡島総合振興局に属する中核市であり、道内第3位の人口規模を持つ。
- ✓幕末の安政期に横浜港・長崎港とともに国内最初の交易港として開港した。
- ✓函館山からの夜景や五稜郭など、多数の観光名所を有し年間を通じて多くの観光客が訪れる。
函館市(はこだてし)は、北海道南部に位置する市であり、渡島総合振興局の所在地である。札幌市、旭川市に次ぎ、北海道内で第3位の人口を有する中核市である。
地理と気候
北海道南端の渡島半島南東部に位置し、天然の良港である函館港によって本州と北海道を結ぶ交通結節点、および道南地域の中心都市として発展してきた。市街地は陸繋島となった函館山から函館平野や亀田半島の函館段丘に繋がる陸繋砂州(トンボロ)上、および亀田川の扇状地上に形成されている。
気候は寒暖の差が大きく気温の年較差・日較差が顕著な大陸性気候であり、降雪量が多く豪雪地帯に指定されている。
歴史と地名
室町時代の享徳3年(1454年)、津軽の豪族河野政通が函館山の北斜面にあたる宇須岸(現在の函館山麓)に館を築き、その形が箱に似ていたことから「箱館」と呼ばれるようになった。アイヌ語の「ウスケシ」(入江の端)に由来するとされる。明治2年(1869年)に蝦夷地が北海道となり、箱館も「函館」と改称された。
幕末の安政五カ国条約により、横浜港・長崎港とともに日本国内で最初の交易港として開港し、近代日本の玄関口の一つとして重要な役割を果たした。また、戊辰戦争の最終局面である箱館戦争(五稜郭の戦い)の戦地としても知られる。
産業と観光
函館圏は観光業のほか、水産業や食品関連産業、医療福祉を主要産業としてきた。毎年多くの観光客が訪れる国際的な観光都市であり、函館山からの夜景や特別史跡の五稜郭などが広く知られている。
よくある質問
函館市の位置と行政上の区分は何ですか?
函館市は北海道南部の渡島半島南東部に位置し、渡島総合振興局に属する中核市です。
「函館」という地名の由来は何ですか?
室町時代に築かれた館の形が箱に似ていたことから「箱館」と呼ばれたことに由来し、明治時代に「函館」へ改称されました。
函館市の主要な産業は何ですか?
観光業をはじめ、水産業、食品関連産業、医療福祉などが主要な産業として挙げられます。
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参考文献
- 函館市 『函館市の人口・世帯数の推移』 (PDF) p.8, 2022年12月20日閲覧。
- 中核市市長会 『中核市の紹介』 2015年8月26日閲覧。
- 総務省統計局 『大正9年国勢調査』 2014年。