杭州市:歴史と文化が息づく浙江省の省都

📌 主なポイント
- ✓杭州市は中華人民共和国浙江省の省都である。
- ✓中国八大古都の一つであり、南宋時代には臨安府として都が置かれた。
- ✓市中心部にある西湖は世界遺産に登録されている。
- ✓ケッペンの気候区分における温暖湿潤気候に属する。
杭州市(こうしゅう、中国語: 杭州市、拼音: Hángzhōu Shì)は、中華人民共和国浙江省の省都であり、同省の政治・経済・文化の中心地である。
概要
中国八大古都の一つであり、国家歴史文化名城に指定されている。隋代以降、江南運河の終着点として経済文化が発展し、「上に天国あり、下に蘇州・杭州あり」とたたえられてきた。五代十国の時代には呉越国の都となり、南宋時代には臨安府が置かれて事実上の首都となった。市中心部の西には世界遺産の西湖が位置し、国内外から多くの観光客が訪れる。
歴史
市内の余杭区には、新石器時代末期に栄えた良渚文化の遺跡が存在する。春秋時代には越や呉、後に楚の領域に属し、秦代以降は会稽郡などの管轄となった。589年(開皇9年)、隋朝が銭唐郡を廃止して「杭州」を設置したのが地名の初見である。
唐代には南北を連絡する運河が整備されて貨物の集散地として発展し、822年には白居易が杭州刺史として赴任して西湖の大規模な水利事業を行った。五代十国時代には呉越国の都として城壁の拡大や銭塘江の堤防整備が進められた。北宋期には江南地区最大の都市となり、1089年には蘇軾が杭州知州として西湖の浚渫事業を行っている。南宋が成立して臨安府と改められて以降は、政治・経済の中心として人口が急増した。
元代にはマルコ・ポーロの『東方見聞録』などに「キンザイ」の名で記された。明清代においても江南の大都市として栄えたが、近代にはアヘン戦争後の上海の台頭や太平天国の乱による戦火で一時打撃を受けた。1949年に中華人民共和国の省轄市となり、現在に至っている。
地理と気候
杭州市は浙江省の北部、浙西中山丘陵の中部と浙北平原の中西部に位置する。地勢は西南から東北へ緩やかに傾斜しており、市域を富春江や銭塘江が貫流している。気候はケッペンの気候区分において温暖湿潤気候(Cfa)に属し、四季の区別が明確である。
行政区画
杭州市は複数の市轄区、県級市、県を管轄している。
- 市轄区:上城区・拱墅区・西湖区・浜江区・蕭山区・余杭区・臨平区・銭塘区・富陽区・臨安区
- 県級市:建徳市
- 県:桐廬県・淳安県
よくある質問
杭州市はどこの省に属していますか?
杭州市の代表的な観光地は何ですか?
杭州市の気候の特徴はどのようなものですか?
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参考文献
- 中華人民共和国民政部 县级以上行政区划变更情况
- 浙江省 - 区划地名网