気象学
初雪の定義と気象学的観測

初雪の定義や気象庁による観測基準、地域ごとの時期的な傾向について解説します。
📌 主なポイント
- ✓初雪とは、その冬に初めて降る雪または霙のことである。
- ✓気象庁の予報用語として定義されており、各地の気象台で観測が行われている。
- ✓降雪の目安として、上空1500mで-6℃以下、上空5500mで-30℃以下が平地での降雪基準として用いられる。
初雪(はつゆき)とは、その冬に初めて降る雪、あるいは新年になってから初めて観測される雪のことを指す気象用語です。気象庁では、季節現象の一つとして定義されており、各地の気象台が観測を行っています。
定義と観測基準
気象庁の定義によれば、初雪とは「その冬の最初に雪または霙(みぞれ)が降った場合」を指します。霙は雨混じりの雪や、融けかかった雪を含みます。観測は日本国内の気象台や測候所で行われてきましたが、1997年から2010年にかけての測候所廃止に伴い、観測地点数は減少しました。現在では、一部の地点で自動観測装置を用いた観測が継続されています。
地域による時期の傾向
初雪が観測される時期は、地理的要因や気候条件によって大きく異なります。北海道や東北地方の日本海側では、10月から11月にかけて初雪が観測されることが一般的です。これに対し、関東から九州にかけての太平洋側では、12月下旬から1月以降に観測されることが多く、地域によっては初雪が観測されない年もあります。
日本海側と太平洋側の違い
日本海側で観測される初雪の多くは、冬型の気圧配置(西高東低)によってもたらされます。一方、太平洋側では南岸低気圧の通過に伴って雪が降ることが多く、これが初雪となるケースが一般的です。小笠原諸島や南西諸島など、冬でも温暖な地域では、基本的に雪は観測されません。
降雪の目安
雪が降るかどうかの判断には、上空の気温が重要な指標となります。気象学的な目安として、850hPa高層天気図(上空約1500m)で気温が0℃以下であれば山地で雪、-6℃以下であれば平地で雪が降る可能性があるとされています。また、500hPa高層天気図(上空約5500m)で-30℃以下の場合も、平地で雪が降る目安となります。
よくある質問
初雪の定義は何ですか?
その冬の最初に雪または霙(みぞれ)が降った場合を指します。
なぜ地域によって初雪の時期が違うのですか?
地理的な位置や気候条件、主に冬型の気圧配置や南岸低気圧の影響を受ける時期が異なるためです。
雪が降るかどうかの目安はありますか?
上空の気温が目安となります。一般的に850hPa(約1500m)で-6℃以下、500hPa(約5500m)で-30℃以下が平地で雪が降る目安とされています。
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気象庁降雪冬型の気圧配置低気圧
参考文献
- 予報用語 季節現象『初雪』 気象庁
- 雨・雪について 気象庁