2022年12月から2023年2月にかけての日本における記録的大雪
📌 主なポイント
- ✓2022年12月から2023年2月にかけて、日本列島で記録的な寒波と大雪が発生した。
- ✓2023年1月下旬には「10年に1度」とされる強烈な寒波が襲来し、各地で降雪量の記録を更新した。
- ✓JR西日本管内では大雪による列車立ち往生が発生し、国土交通省が再発防止を求める通達を出した。
2022年(令和4年)12月中旬から2023年(令和5年)2月下旬にかけて、日本列島(南西諸島を除く)では強い寒気の流入により記録的な大雪と寒波が発生しました。この期間、各地で統計開始以来の降雪量や積雪量を更新する地点が相次ぎ、交通インフラの麻痺や生活への甚大な影響が生じました。
気象状況の経過
2022年12月は、上空1,500メートル付近にマイナス6℃以下の寒気が九州南部まで南下するなど、強い寒気が断続的に流入しました。これにより、北海道から九州北部に至る広範囲で雪が降り、山形県肘折では12月として観測史上1位の積雪を記録しました。また、四国地方など太平洋側でも記録的な降雪が観測されました。
2023年1月には「10年に1度」とされる強烈な寒波が襲来しました。24日を中心に全国的に気温が低下し、岡山県真庭市蒜山で24時間降雪量が93センチに達するなど、各地で統計開始以来の記録を更新しました。この寒波は太平洋側にも及び、東京都心を含むほぼ全地点で初雪が観測されました。
2月に入ると、北海道で猛吹雪が発生したほか、南岸低気圧の影響で関東甲信地方でも積雪を記録しました。21日には青森県の酸ケ湯で積雪が4メートルに達するなど、北日本を中心に厳しい冬の気象が続きました。
気象要因
この一連の大雪は、北極域の極渦の分裂や、偏西風の南への蛇行が主な要因と考えられています。上空約5,500メートルにマイナス50℃以下の非常に強い寒気が流れ込みやすい気圧配置が形成され、これが長期間停滞したことで、日本海側を中心に断続的な降雪が続きました。
交通への影響と対応
1月24日の大雪では、JR西日本の管内でポイント故障が多発し、列車が長時間立ち往生する事態が発生しました。乗客が車内で一夜を過ごすなど大きな混乱が生じ、体調不良を訴える乗客が救急搬送される事態となりました。西日本旅客鉄道株式会社の調査によれば、気象予報の判断ミスにより融雪器の作動が遅れたことや、対策本部の立ち上げ判断の遅れが指揮系統の混乱を招いたとされています。これを受け、国土交通省は鉄道各社に対し、大雪予報時の運転計画や旅客対応の見直しを求める通達を出しました。
よくある質問
この大雪の主な原因は何ですか?
JR西日本で発生した立ち往生の原因は何ですか?
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参考文献
- 日本気象協会 (2022年12月31日) 「12月の振り返り 強烈寒気で記録的な大雪 1月も寒波が襲来 大雪と厳しい寒さ注意」
- 日本気象協会 (2023年1月31日) 「1月は10年に1度の強烈寒波襲来 大雪・厳寒記録を各地で更新」
- 日本気象協会 (2023年2月28日) 「2月の振り返り 関東甲信で積雪・北海道で記録的高温」
- 西日本旅客鉄道株式会社 (2023年2月17日) 「降積雪時における輸送の安全の確保及びお客様の救護への対応について」
- 読売新聞 (2023年2月21日) 「大雪でJR西日本車内に閉じ込め、国土交通省が再発防止を通達」