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平成30年豪雪:日本国内における記録的大雪と気象的要因

平成30年豪雪:日本国内における記録的大雪と気象的要因
平成30年(2018年)1月から3月にかけて日本国内で発生した平成30年豪雪の気象状況、要因、および各地への影響について詳しく解説します。

📌 主なポイント

  • 平成30年(2018年)1月から3月にかけて、日本国内の広範囲で記録的な大雪・豪雪が発生した。
  • 2月上旬には福井市で積雪が147cmに達するなど、北陸地方を中心に「五六豪雪」に匹敵する記録的な大雪(福井豪雪)となった。
  • 大雪の主要因として、ラニーニャ現象や偏西風の南への蛇行、および日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)の停滞が挙げられる。
  • 福井県の国道8号では約1,500台の車両が立ち往生し、自衛隊による災害派遣が行われた。

平成30年(2018年)の冬(2017年11月から2018年3月)にかけて、日本国内では強い冬型の気圧配置や断続的な寒気の流入により、広範囲で記録的な大雪および豪雪が発生した。特に2月上旬には北陸地方を中心に甚大な影響が出たため「北陸豪雪」や「福井豪雪」とも称される。

気象状況と経過

2017年12月から2018年2月にかけての3か月間は、強い寒気が繰り返し流れ込んだことにより全国的に平年より低い気温を記録した。特に西日本では1985年から1986年の冬以来、32年間で最も低い平均気温となった。1月中旬から3月上旬にかけて、日本海側を中心に何度も大雪に見舞われたほか、南岸低気圧の影響により太平洋側でも積雪を記録した。

大雪をもたらした気象学的要因

これらの異常低温や大雪をもたらした主な要因として、ラニーニャ現象の発生や北極の成層圏突然昇温に伴う偏西風の南への蛇行が挙げられる。ユーラシア大陸北部で偏西風の蛇行が持続したことでシベリア東部に強い寒気が蓄積され、それが日本付近へと繰り返し流れ込んだ。また、2月上旬の北陸地方における記録的な大雪では、日本海上で季節風が合流して強い雪雲を発達させる「日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)」が北陸付近に停滞したことが大きな原因となった。

社会的な影響と被害

記録的な大雪は、日本各地の交通網や市民生活に深刻な影響を及ぼした。1月下旬には東京都区部でも大雪となり、レインボーブリッジでノーマルタイヤの車両など約50台が立ち往生した。また、1月中旬には新潟県内のJR信越本線で電車が約15時間にわたって立ち往生し、乗客が車内に閉じ込められる事態が発生した。

2月上旬の福井県内では、国道8号において約1,500台の車が立ち往生し、通行止めが数日間に及んだため、福井県知事からの要請を受けて自衛隊が災害派遣に出動した。さらに、物流の遮断による生活必需品の品薄や、水道管の破損による断水、雪下ろし中の事故などにより、人的・経済的にも大きな被害がもたらされた。

よくある質問

平成30年豪雪はいつ頃発生しましたか?
2017年11月から2018年3月にかけて発生し、特に2018年1月中旬から2月上旬、および3月上旬にかけて日本海側を中心にピークを迎えました。
平成30年豪雪の主な気象学的要因は何ですか?
ラニーニャ現象や北極の成層圏突然昇温に伴う偏西風の南への蛇行によってシベリアから強い寒気が繰り返し流れ込んだこと、および日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が北陸付近に停滞したことなどが要因です。
どのような社会的影響がありましたか?
新潟県や福井県などの北陸地方を中心に鉄道や道路の大規模な立ち往生が発生し、物流の寸断や断水、臨時休校、さらには自衛隊の災害派遣要請に至る甚大な影響が生じました。

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参考文献

  • 気象庁「冬(12~2月)の天候」(2018年3月1日)
  • 気象庁「平成29年12月以降の低温と大雪の要因について」(2018年2月15日)
  • 内閣府「2月4日からの大雪等による被害状況等について」