暦法・干支
丙子(干支)の詳細解説と歴史的背景
干支の第13番目である「丙子(ひのえね)」についての詳細な解説。陰陽五行における性質、該当する年や月、日、および柳田國男の著作に基づく迷信や禁忌習俗について紹介します。
📌 主なポイント
- ✓丙子は干支の組み合わせの第13番目である。
- ✓十干の「丙」は陽の火、十二支の「子」は陽の水であり、相剋の関係にある。
- ✓西暦年を60で割って16が余る年が丙子の年となる。
- ✓柳田國男の『禁忌習俗事典』において、丙子の年回りは産婦に忌まれ「ヘンシヨケ」などの儀礼が行われたことが記されている。
丙子(ひのえね、へいかのねずみ、へいかのね、へいし)は、干支の一つであり、60ある干支の組み合わせの第13番目にあたる。前は乙亥(きのとい)、次は丁丑(ひのとうし)である。
陰陽五行における性質
十干の「丙(ひのえ)」は陽の火、十二支の「子(ね)」は陽の水であり、五行の観点では相剋(水剋火)の関係性にあたる。
丙子の年
西暦年を60で割って16が余る年が丙子の年となる。主な該当年は以下の通りである。
- 1千年紀:16年、76年、136年、196年、256年、316年、376年、436年、496年、556年、616年、676年、736年、796年、856年、916年、976年
- 2千年紀:1036年、1096年、1156年、1216年、1276年、1336年、1396年、1456年、1516年、1576年、1636年、1696年、1756年、1816年、1876年、1936年、1996年
- 3千年紀:2056年、2116年、2176年、2236年、2296年、2356年、2416年、2476年、2536年、2596年、2656年、2716年、2776年、2836年、2896年、2956年
丙子にまつわる禁忌習俗
民俗学者の柳田國男の著作『禁忌習俗事典』によれば、「ヘイシ」あるいは「ヘンシ」と呼ばれたこの年回りは、かつて産婦に忌まれる傾向があったという。そのため「ヘンシヨケ」と呼ばれる儀礼が行われることがあり、地方によっては「ワケ」とも称され、コノシロを用いた事例も報告されている。
丙子の月と日
西暦年の下1桁が4・9(十干が甲・己)の年の11月が丙子の月となる。ただし、ここでいう月は旧暦の月や節月(大雪から小寒の前日まで)が適用される場合もある。また、選日において丙子の日は大土の7日目(最終日)とされている。
よくある質問
丙子とは何ですか?
干支(十干十二支)の組み合わせの13番目のことです。読み方は「ひのえね」「へいし」などがあります。
丙子の年はいつですか?
西暦年を60で割って16が余る年が丙子の年となり、直近では1936年や1996年、未来では2056年などが該当します。
丙子にまつわる古い習俗にはどのようなものがありますか?
柳田國男の『禁忌習俗事典』によると、かつて丙子の年回りは産婦に忌まれることがあり、「ヘンシヨケ」と呼ばれる儀礼が行われていたとされています。
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参考文献
柳田國男『禁忌習俗事典』河出書房新社、2021年、43頁。ISBN 978-4309418049。