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ヘリポートの構造と分類

ヘリポートの構造と分類
ヘリコプター専用の離着陸場であるヘリポートの定義、日本における法的な分類、および構造上の要件について解説します。

📌 主なポイント

  • ✓ヘリポートはヘリコプター専用の離着陸場であり、特定の離着陸エリアをヘリパッドと呼ぶ。
  • ✓日本国内のヘリポートは、航空法や消防庁の基準に基づき、公共・非公共用、飛行場外離着陸場、緊急離着陸場の3種類に分類される。
  • ✓屋上ヘリポートの設計には、最大離陸重量の3.25倍を支持できる強度や、反復利用を前提とした構造上の配慮が求められる。

ヘリポート(英: heliport)は、ヘリコプターが離着陸を行うために整備された専用の施設です。敷地内で実際に機体が離着陸する特定の場所はヘリパッド(英: helipad)と呼ばれます。ヘリコプターは垂直離着陸性能を備えているため、飛行機のような長大な滑走路を必要とせず、比較的狭い場所でも運用が可能です。

フィンランドのヘルネサーリ・ヘリポート
フィンランドのヘルネサーリ・ヘリポート

日本においてヘリポートは、主に以下の3種類に分類されます。

  • 公共・非公共用ヘリポート:航空法第38条などが適用される施設。
  • 飛行場外離着陸場:航空法第79条ただし書きに基づき、一時的または特定の目的で使用される場所。
  • 緊急離着陸場・緊急救助スペース:消防庁の基準に基づき、高層ビルの屋上などに設置される災害時用の設備。
ヘリポート上のベル412
ヘリポート上のベル412

施設には、機体の全長・全幅に応じた十分な面積と強度が求められます。特に屋上ヘリポートは、最大離陸重量の3.25倍を支持できる構造や、反復利用に耐えうる防水・保護層の設計が必須です。素材としてはコンクリートやアスファルトが一般的ですが、近年では軽量なアルミデッキの採用も進んでいます。

廃校跡に設置された飛行場外離着陸場
廃校跡に設置された飛行場外離着陸場
高層ビル屋上の緊急離着陸場
高層ビル屋上の緊急離着陸場
地上・構築物上ヘリポートの大きさ
地上・構築物上ヘリポートの大きさ
ヘリポートと緊急離着陸場の断面比較図
ヘリポートと緊急離着陸場の断面比較図

よくある質問

ヘリポートと緊急離着陸場の違いは何ですか?
ヘリポートは反復的な離着陸を前提に整備された施設ですが、緊急離着陸場は主に災害時や救助活動を目的として高層ビルの屋上などに設置される非常用設備であり、構造や設置基準が異なります。
ドクターヘリはどこにでも着陸できますか?
ドクターヘリは航空法第81条の2に基づく特例により、緊急時には空港や指定されたヘリポート以外(学校の校庭など)にも離着陸することが可能です。
ヘリポートの床面にはどのような素材が使われますか?
地上ヘリポートでは主にコンクリートやアスファルトが用いられます。屋上ヘリポートではコンクリートのほか、近年ではアルミデッキ製の採用も普及しています。

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ヘリコプター空港航空法ドクターヘリ

参考文献

  • 航空法第38条、第79条
  • 国土交通省航空局「空港一覧」
  • 東京都建築士事務所協会「屋上緊急離着陸場等の予防事務審査・検査基準の策定 概要」