気象官署

彦根地方気象台の概要と歴史

彦根地方気象台の概要と歴史
滋賀県彦根市に位置する大阪管区気象台管轄の地方気象台である彦根地方気象台の歴史、業務、天気予報区分について詳しく解説します。

📌 主なポイント

  • 彦根地方気象台は滋賀県彦根市に所在する大阪管区気象台管轄の地方気象台である。
  • 県庁所在地ではない自治体に置かれている数少ない県単位の地方気象台の一つである。
  • かつて世界最深積雪を記録した伊吹山測候所は、同気象台の管轄下にあった。

彦根地方気象台(ひこねちほうきしょうだい)は、滋賀県彦根市城町にある日本の地方気象台である。大阪管区気象台の管轄下に置かれており、滋賀県内を対象とした地上気象観測や地域気象観測(アメダス)、生物季節観測などの気象観測業務、予報業務、ならびに地震情報や防災、広報に関する業務を行っている。

彦根地方気象台の庁舎外観
彦根地方気象台の庁舎外観

概要と特徴

日本国内には県庁所在地以外の自治体に設置されている県単位の地方気象台がいくつか存在するが、彦根地方気象台はその一つであり、銚子地方気象台、熊谷地方気象台、下関地方気象台と並ぶ珍しい事例となっている。

かつて世界最深積雪記録となる積雪量1,182cmを1927年2月14日に記録し、2001年3月31日まで観測を行っていた伊吹山測候所は、彦根地方気象台の管轄下にあった施設である。

沿革

  • 1893年(明治26年)10月1日 - 滋賀県立彦根測候所として設立され、1日6回の気象観測を開始する。
  • 1932年(昭和7年)6月29日 - 鉄筋コンクリート造2階建て(塔屋4階建て)の新庁舎を建築し、観測機器を移転(現庁舎)。
  • 1939年(昭和14年)11月1日 - 勅令第740号による気象官署官制の公布に伴い国営化され、文部省へ移管のうえ大阪管区気象台の所轄となる。
  • 1957年(昭和32年)9月1日 - 運輸省令により、彦根測候所から彦根地方気象台へ昇格する。

天気予報区分

滋賀県内の天気予報では、地域ごとに細分化された区分が用いられている。主な区分は以下の通りである。

  • 近江西部 - 大津市の一部(伊香立支所、小野支所、葛川支所、木戸支所、小松支所および和邇支所の各管内)および高島市
  • 湖北 - 長浜市および米原市
  • 湖東 - 彦根市、犬上郡豊郷町、甲良町、多賀町および愛知郡愛荘町
  • 近江南部 - 大津市(近江西部の区域を除く)、草津市、守山市、栗東市および野洲市
  • 東近江 - 近江八幡市、東近江市、蒲生郡日野町および竜王町
  • 甲賀 - 甲賀市および湖南市

よくある質問

彦根地方気象台はどこにありますか?
滋賀県彦根市城町二丁目5番25号に位置しています。
彦根地方気象台はいつ設立されましたか?
1893年(明治26年)10月1日に滋賀県立彦根測候所として開設されたのがはじまりです。
伊吹山測候所との関係は何ですか?
世界最深積雪記録を観測した伊吹山測候所は、かつて彦根地方気象台の管轄下にありました。

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参考文献

彦根地方気象台 公式サイト、および各種気象庁関連資料に基づく。