地理・歴史
スリランカの歴史と現状

南アジアの島国スリランカの歴史、政治、経済、社会情勢を網羅的に解説。独立から内戦、そして近年の経済危機までを検証します。
📌 主なポイント
- ✓1948年2月4日にイギリスから独立(旧国名:セイロン)。
- ✓1983年から2009年まで、政府とタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)との間で内戦が続いた。
- ✓公用語はシンハラ語とタミル語であり、憲法上は英語が連結語として指定されている。
スリランカ民主社会主義共和国(通称スリランカ)は、インド亜大陸の南東に位置する共和制国家です。かつてはセイロンと呼ばれ、主要な島はセイロン島として知られています。首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテであり、最大都市はコロンボです。
歴史的背景
スリランカの歴史は古く、紀元前5世紀頃にシンハラ人の祖とされるヴィジャヤ王子が上陸し、アヌラーダプラ王国を築いたとされています。紀元前3世紀には仏教が伝来し、上座部仏教がシンハラ文化の根幹となりました。その後、南インドからのタミル人の移住や、ポルトガル、オランダ、イギリスによる植民地支配を経て、1948年にイギリスから独立しました。
内戦とその後
独立後、シンハラ人とタミル人の間での民族対立が深刻化し、1983年から2009年まで26年間にわたる内戦が続きました。2009年5月、政府軍がタミル・イーラム解放のトラ(LTTE)を制圧し、内戦は終結しました。内戦終結後はインフラ整備や観光業の復活により一時的な経済成長を遂げましたが、その後、政治的・経済的な課題に直面しています。
近年の経済状況
2020年代に入り、スリランカは深刻な経済危機に見舞われました。外貨準備の不足により、輸入規制やデフォルト(債務不履行)の危機が報じられるなど、国家経済は極めて困難な状況に置かれました。2024年には国民の期待を担い、新たな政権が発足するなど、政治的転換期を迎えています。
よくある質問
スリランカの首都はどこですか?
行政上の首都はスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテです。
スリランカの主な宗教は何ですか?
国民の多数派は上座部仏教徒です。
内戦はいつ終結しましたか?
2009年5月に政府がLTTEの完全制圧を宣言し、内戦は終結しました。
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参考文献
- 外務省「スリランカ民主社会主義共和国(Democratic Socialist Republic of Sri Lanka)基礎データ」
- 荒井悦代「2024年のスリランカ 国民の期待を担いNPP政権発足」アジア動向年報 (2025)
- 荒井悦代「スリランカの政治・経済危機――ラージャパクサ一族支配の崩壊か?」JETRO (2022)