歴史

グアテマラの歴史概観

グアテマラの歴史概観
マヤ文明の興隆からスペイン植民地時代、そして20世紀の内戦と民主化への歩みまで、グアテマラの歴史を解説します。

📌 主なポイント

  • ✓紀元前よりマヤ文明がペテン低地を中心に繁栄した。
  • ✓1524年にスペインの征服者ペドロ・デ・アルバラードがこの地を制圧した。
  • ✓1960年から1996年まで36年間にわたる内戦が続いた。
  • ✓2013年、元大統領エフライン・リオス・モントがジェノサイドの罪で禁錮80年の判決を受けた。

グアテマラは中央アメリカに位置し、古代マヤ文明の中心地として発展した歴史を持つ。その歩みは、先コロンブス期の高度な文明から、スペインによる植民地支配、そして独立後の激動の政治変遷まで多岐にわたる。

先コロンブス期とマヤ文明

紀元前1800年頃、太平洋岸で土器文化が興り、先古典期にはペテン低地を中心にワシャクトゥンやエル・ミラドールといった大規模な都市が形成された。古典期にはティカルなどの都市国家が繁栄し、テオティワカンの影響も受けながら独自の王朝文化を築いた。10世紀初頭までに低地の祭祀センターは放棄されたが、高地のマヤ系諸王国はスペインの征服まで存続した。

ティカルの神殿
ティカルの神殿

スペイン植民地時代

1524年、ペドロ・デ・アルバラードがこの地を征服し、スペインの支配が始まった。植民地時代にはキチェ族の創世神話『ポポル・ヴフ』が記録された一方で、多くの古文書が焼却された。1776年には地震被害を受け、首都が現在のグアテマラシティへ移転した。

ペドロ・デ・アルバラード
スペイン人征服者ペドロ・デ・アルバラード

独立から20世紀の変遷

1821年にスペインから独立し、その後中央アメリカ連合州を経て1839年に主権国家となった。19世紀後半から20世紀初頭にかけては、コーヒー栽培を中心としたモノカルチャー経済が確立され、独裁政権が続いた。1944年から1954年の「グアテマラの春」と呼ばれる民主化期間を経て、1960年からは36年間に及ぶ内戦が勃発した。1996年の和平合意により内戦は終結し、その後は過去の弾圧に対する司法的な追及が進められている。

1891年の人々
1891年当時の人々
マヌエル・ホセ・エストラーダ・カブレーラ
独裁者マヌエル・ホセ・エストラーダ・カブレーラ

よくある質問

グアテマラの独立はいつですか?
1821年にスペインから独立を宣言しました。
グアテマラ内戦はいつ終わりましたか?
1996年に平和条約が調印され、内戦は終結しました。
『ポポル・ヴフ』とは何ですか?
植民地時代にキチェ語で記録された、キチェ族の創世神話です。

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参考文献

  • Conclusions: The tragedy of the armed confrontation, Shr.aaas.org, 2009年9月3日閲覧。
  • グアテマラの元将軍に禁錮80年、大量虐殺の罪, AFPBB News, 2013年5月11日。