日本の元号
宝亀 (元号)
宝亀は、日本の奈良時代の元号の一つです。光仁天皇の即位に伴い770年から781年まで使用されました。由来や主要な出来事について解説します。
📌 主なポイント
- ✓宝亀は日本の奈良時代の元号で、770年から781年まで使用された。
- ✓光仁天皇の即位に伴い、肥後国から献上された白亀を記念して改元された。
- ✓宝亀11年(780年)に陸奥国で宝亀の乱が発生した。
- ✓宝亀4年(773年)に山部親王(後の桓武天皇)が立太子された。
宝亀(ほうき)は、日本の元号の一つです。神護景雲の後、天応の前にあたり、770年から781年までの期間に使用されました。この期間は光仁天皇の治世と重なります。
改元と由来
宝亀への改元は、神護景雲4年10月1日(ユリウス暦770年10月23日)に行われました。これは光仁天皇の即位に伴うもので、肥後国から瑞兆とされる白亀が献上されたことが改元の直接的な契機となりました。元号の由来については、中国の古典『爾雅』巻10・釈魚にある「四曰宝亀」という記述に基づくとされています。
主な出来事
宝亀年間には、後の平安時代へとつながる重要な出来事がいくつか記録されています。
- 773年(宝亀4年):山部親王(後の桓武天皇)が立太子されました。また、物価調整を目的とした「常平の法」が定められました。
- 779年(宝亀10年):光仁天皇は、元本を上回る利息の徴収を禁じる勅令を発しました。この政策は、当時の高利貸しによる社会不安を抑制しようとする試みとして知られています。
- 780年(宝亀11年):陸奥国伊治郡司による反乱が発生しました。これは「宝亀の乱」として知られる事件です。
また、宝亀5年(774年)には、後の第51代天皇となる平城天皇が誕生しています。
改元
宝亀12年1月1日(ユリウス暦781年1月30日)、元号は天応へと改められました。
よくある質問
宝亀という元号はいつからいつまでですか?
770年から781年まで使用されました。
宝亀の元号の由来は何ですか?
光仁天皇の即位に際して肥後国から白亀が献上されたことと、中国の古典『爾雅』の記述に基づいています。
宝亀年間に起きた主な反乱は何ですか?
780年に陸奥国で発生した「宝亀の乱」が知られています。
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参考文献
繁田信一『平安朝の事件簿 王朝びとの殺人・強盗・汚職』文藝春秋、2020年。