自然科学・生活環境
埃の科学と環境要因

空気中に浮遊し床面に蓄積する埃(ほこり)の組成、環境への影響、および掃除や清掃に関する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓埃は繊維屑、毛髪、ダニ、カビの胞子、フケなどが空気中に浮遊または蓄積したものである。
- ✓人間の目には、減法混色や微小な隙間の影響により灰色に見える。
- ✓室内環境における埃はハウスダストと呼ばれ、アレルギー疾患や電気火災の原因となることがある。
埃(ほこり)とは、繊維から出る糸屑、毛髪、ダニ、ダニの糞、カビの胞子、フケなどが空気中に浮遊している状態や、床などの隅に集まっている状態を指す。

特徴と色の原因
目に見える状態の埃を構成している物体にはさまざまな色が存在するが、減法混色や、埃を構成する微小な物体と物体の間に隙間があることから、人間の目には一般的に灰色として認識される。
室内環境とハウスダスト
室内の埃は一般にハウスダストと呼ばれ、アレルギー性疾患を引き起こす要因となるほか、電気製品の故障や、電気プラグの接続部に埃が堆積することで発生するトラッキング現象による火災の原因ともなり得る。
清掃と除去方法
屋内の埃を取り除く際には、掃除機やほうきなどが用いられる。また、濡らした小さく切った新聞紙をまくことで埃の舞い散りを抑えてほうきで集める方法や、雑巾、モップを用いた拭き掃除・掃き掃除が行われる。大規模な商業施設や公共施設では、大型の清掃機器が使用されることもある。高所にある埃にははたきが使われ、床に落としてから回収される。空気中に浮遊する微小な粒子に対しては空気清浄機が活用され、パソコンなどの精密機器の内部に対してはダストスプレーを用いた吹き飛ばしが行われる。なお、プラスチック製品は静電気によって埃を引き寄せやすいため、定期的な清掃が必要となる。
よくある質問
埃が灰色に見えるのはなぜですか?
埃を構成する多様な色の物体が混ざり合う減法混色と、物体と物体の間に隙間があるため、人間の目には灰色に見えます。
室内の埃はどのような問題を引き起こしますか?
ハウスダストとしてアレルギー性疾患の原因になるほか、電気製品の故障や、電源プラグ接続部における火災(トラッキング現象)を引き起こす原因となります。
埃が舞い散るのを防ぐ掃除の方法にはどのようなものがありますか?
濡らして小さく切った新聞紙を床にまいてからほうきで集める方法などが知られています。
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参考文献
- “ハウスダストの組成とPBDEsの粒径分布”. 国立環境研究所資源循環廃棄物センター. 2019年10月18日閲覧。