地理

保倉川の概要と歴史

保倉川の概要と歴史
新潟県上越市を流れる一級河川、保倉川の地理、歴史、および治水対策についての解説。

📌 主なポイント

  • 保倉川は新潟県上越市を流れる一級河川で、関川水系の支流である。
  • 1675年頃、関川河口の港湾機能確保のため、河口が関川へ付け替えられた。
  • 1965年や1995年の水害など、過去に幾度も氾濫被害が発生している。

保倉川(ほくらがわ)は、新潟県上越市東部を流れる一級河川であり、関川水系の支流の一つです。上越市大島区の野々海峠付近(標高約1,000m)に源を発し、北流したのち大島区大平付近で西へ向きを変え、最終的に上越市直江津地区で関川に合流します。

保倉川の風景
保倉川の様子(2007年1月5日撮影)

歴史と河川改修

保倉川の流路は歴史的に大きな変遷を遂げてきました。17世紀初頭には、現在の黒井付近から直接日本海へ注いでいましたが、1675年頃、高田藩の小栗美作らが河村瑞賢と協力し、関川河口の港湾機能維持を目的として、廃城となっていた福島城の南側の堀を利用する形で河口を関川へ付け替える工事を行いました。

また、かつての流路の跡は現在も確認されており、縄文時代には頸城区周辺を激しく蛇行して流れていた痕跡が残されています。

古保倉川の蛇行跡
空中写真に見られる古保倉川の蛇行跡

治水と災害

保倉川は過去に幾度も氾濫を繰り返しており、特に1965年(昭和40年)9月の集中豪雨では、直江津市街地で大規模な浸水被害が発生しました。また、1995年(平成7年)の7.11水害でも甚大な被害を受け、現在も放水路の建設などを含む治水対策が検討・実施されています。

地図
保倉川流域の地図

河川施設

河川沿いには、上越市春日新田に「マリーナ上越」などの施設が整備されています。

マリーナ上越
マリーナ上越の施設

よくある質問

保倉川はどこに流れていますか?
新潟県上越市東部を流れており、大島区の野々海峠を水源として直江津地区で関川に合流します。
保倉川の河口はいつ付け替えられましたか?
1675年頃、高田藩の小栗美作らによって、関川河口の港湾機能維持のために付け替え工事が行われました。
保倉川の治水対策は行われていますか?
過去の度重なる氾濫を受け、放水路の建設などが検討・計画されています。

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関川上越市直江津港福島城 (越後国)

参考文献

  • 新潟日報「新ルート案の行方、住民注視 7・11水害25年<中>保倉川放水路」2020年7月10日
  • 日本経済新聞「直江津市が水浸し 保倉川・荒川がはんらん」1965年9月18日夕刊
  • 環境省「平成17年度 ダイオキシン類に係る環境調査結果」