地理
武尊山(群馬県)

群馬県に位置する標高2,158mの成層火山、武尊山の概要、地理、歴史、登山情報を解説します。
📌 主なポイント
- ✓標高は2,158mで、群馬県のみなかみ町、川場村、片品村の境界に位置する。
- ✓第四紀に形成された複式成層火山である。
- ✓日本百名山の中で、国立・国定・県立のいずれの自然公園にも指定されていない唯一の山である。
武尊山(ほたかやま)は、群馬県利根郡のみなかみ町、川場村、片品村の境界に位置する標高2,158mの山です。北アルプスの穂高岳と区別するため、上州武尊山(じょうしゅうほたかやま)とも呼ばれます。日本百名山および新・花の百名山に選定されている山岳です。
地理と地質
武尊山は第四紀の約120万年から100万年前に形成された複式成層火山です。山域は八つの主要な峰で構成されており、最高峰である沖武尊(2,158m)を中心に、剣ヶ峰山、中ノ岳、前武尊などが連なります。山頂には一等三角点が設置されています。

特筆すべき点として、標高2,000m以上の山岳でありながら、国立公園、国定公園、県立自然公園のいずれにも指定されていない珍しい山です。山域は国有林であり、山頂周辺は林野庁により「武尊自然休養林」に指定されています。

歴史と山名の由来
山名の由来は、日本武尊(やまとたけるのみこと)の東征伝説に関連しているとされています。江戸時代には修験道の霊場として栄え、寛政年間には江戸八丁堀の行者らによって修験道が開設されました。1850年(嘉永3年)には前武尊に日本武尊の像が建立されています。

登山と周辺環境
武尊山は登山者にも人気があり、複数の登山道が整備されています。1990年からは、郷土の登山家である山田昇と三枝照雄を称える「山田昇記念杯登山競争大会」が毎年秋に開催されています。山麓には川場スキー場やオグナほたかスキー場などのスキー場や、キャンプ場、温泉地が点在しています。

よくある質問
武尊山はどこにありますか?
群馬県利根郡のみなかみ町、川場村、片品村の境界に位置しています。
武尊山の標高はどれくらいですか?
最高峰である沖武尊の標高は2,158mです。
なぜ「上州武尊山」と呼ばれるのですか?
北アルプスの穂高岳と混同されるのを避けるため、所在地の旧国名である「上州」を冠して呼ばれることがあります。
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参考文献
- 中野俊「武尊山」産総研 地質調査総合センター
- 『日本百名山』深田久弥著
- 『ニッポンの山「解体新書」』東京新聞出版局