化学
次亜塩素酸の化学的性質と構造

塩素のオキソ酸の1つである次亜塩素酸の化学式、構造、物理的・化学的性質、および塩類について解説します。
📌 主なポイント
- ✓次亜塩素酸の組成式はHClOであり、構造はH-O-Clである。
- ✓塩素の酸化数は+1である。
- ✓水溶液中で不安定であり、不均化により分解する。
次亜塩素酸(じあえんそさん、英: hypochlorous acid)は、塩素のオキソ酸の1つであり、組成式ではHClOと表されます。水素原子と塩素原子が酸素原子に結合した構造(H-O-Cl)を持ちます。塩素の酸化数は+1です。


性質
薄い水溶液として存在しますが、25%以上の濃度では一酸化二塩素に変化するため、遊離酸を単離することはできません。濃厚水溶液は淡黄色を呈します。遊離酸は弱酸であり、水溶液中では不安定です。


塩素を水に溶かすと、一部が塩酸と次亜塩素酸に解離する平衡状態となります。

また、一酸化二塩素と水の反応によっても生成されます。

過酸化水素水と反応させると酸素が生じます。


塩
- 次亜塩素酸カルシウム(さらし粉)
- 次亜塩素酸ナトリウム
- 次亜塩素酸カリウム
よくある質問
次亜塩素酸の化学式は何ですか?
組成式ではHClOと表されます。
次亜塩素酸の塩にはどのようなものがありますか?
次亜塩素酸カルシウム、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カリウムなどが挙げられます。
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参考文献
- Daniel C. Harris (2009). Exploring Chemical Analysis (Fourth ed.). p. 538.
- 「次亜塩素酸」、『岩波理化学辞CD-ROM版』 第5版、岩波書店、1998年。
- 「次亜塩素酸」、『世界百科事典CD-ROM版』 V1.22、平凡社、1998年。