無機化学
次亜ヨウ素酸の性質と化学的特性

次亜ヨウ素酸(HIO)の化学的性質、構造、および水溶液中での平衡反応や分解過程について解説します。
📌 主なポイント
- ✓化学式はHIOで表される。
- ✓ヨウ素の酸化数は+1である。
- ✓遊離酸としての単離は不可能である。
- ✓水溶液中ではヨウ素酸へ分解する性質を持つ。
次亜ヨウ素酸(じあヨウそさん、英: Hypoiodous acid)は、化学式 HIO で表されるヨウ素のオキソ酸の一種であり、次亜ハロゲン酸に分類されます。ヨウ素の酸化数は+1です。
化学的構造
次亜ヨウ素酸の分子構造は、水素原子とヨウ素原子がそれぞれ酸素原子に結合した H-O-I という形をとっています。

性質と反応
次亜ヨウ素酸の遊離酸は単離することができません。水溶液中では弱酸性を示します。
ヨウ素を水に溶解させると、以下の平衡反応によって一部がヨウ化水素(HI)および次亜ヨウ素酸(HIO)へと変化します。

また、次亜ヨウ素酸は水溶液中で徐々に分解し、最終的にヨウ素酸(HIO₃)を生成します。


よくある質問
次亜ヨウ素酸は単離できますか?
いいえ、次亜ヨウ素酸の遊離酸は単離することができません。
次亜ヨウ素酸のヨウ素の酸化数はいくつですか?
次亜ヨウ素酸におけるヨウ素の酸化数は+1です。
次亜ヨウ素酸は何に分解されますか?
水溶液中で徐々に分解し、ヨウ素酸(HIO₃)を生成します。
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参考文献
- 日本化学会編「化学便覧 基礎編」
- IUPAC Compendium of Chemical Terminology