地理・山岳

伊吹山:滋賀県の最高峰と豊かな自然・歴史を持つ霊峰

伊吹山:滋賀県の最高峰と豊かな自然・歴史を持つ霊峰
滋賀県と岐阜県の県境に位置する伊吹山は、日本百名山の一つであり、世界最深積雪記録や豊かな高山植物、古代神話の舞台として知られる霊峰です。

📌 主なポイント

  • 伊吹山は滋賀県の最高峰であり、標高は1,377.31mである。
  • 1927年2月14日に観測された積雪量1,182cmは、世界山岳気象観測史上1位の最深積雪記録である。
  • 『古事記』や『日本書紀』において、ヤマトタケルが神話の舞台として戦った山として伝えられている。

伊吹山(いぶきやま・いぶきさん)は、滋賀県と岐阜県の県境を南北に走る伊吹山地の主峰であり、最高峰である標高1,377.31mの山です。滋賀県の最高峰としても知られ、山域は琵琶湖国定公園に指定されています。

地理と気候

伊吹山は石灰岩を主とする地質で構成されており、冬期には日本海側からの季節風が直接吹き付ける地理的条件から、豪雪地帯として知られています。麓の濃尾平野へ吹き付ける季節風は「伊吹おろし」と呼ばれ、周辺地域の気候に大きな影響を与えています。1927年2月14日には、山頂の観測所において積雪量1,182cmの世界最深積雪記録が観測されました。

歴史と神話

'古事記'や'日本書紀'の神話において、ヤマトタケル(日本武尊)が東征の帰途に伊吹山の神と戦い、敗れた舞台として登場します。古くから神が宿る霊峰として崇敬され、山岳信仰の拠点として多くの寺院が建立されました。中世には山岳寺院の弥高寺などが栄え、修験道の修行の場となりました。

自然と生態系

石灰岩質の土壌や独特の気候条件を背景に、多様な高山植物や固有種が生育する「花の百名山」としても広く知られています。山頂部の草原植物群落は国の天然記念物に指定されており、春から秋にかけて多くの登山客や植物愛好家が訪れます。

よくある質問

伊吹山の読み方は何ですか?
一般的には「いぶきやま」と読まれ、国土地理院の登録名も同様ですが、地域や人によっては「いぶきさん」と呼ばれることもあります。
伊吹山の標高はどれくらいですか?
標高は1,377.31mであり、滋賀県の最高峰となっています。
伊吹山が気象記録で有名になった理由は何ですか?
1927年2月14日に、世界山岳気象観測史上最高となる1,182cmの積雪量を記録したためです。

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参考文献

  • 国土地理院 基準点成果等閲覧サービス
  • 三省堂 編『三省堂 日本山名事典』
  • 滋賀県琵琶湖環境部自然環境保全課資料