歴史・民族
南北アメリカ大陸の先住民族:歴史と呼称の変遷

南北アメリカ大陸の先住民族であるアメリカ先住民の分類、歴史的呼称の変遷、およびインディアンやインディオを巡る言葉の背景について解説します。
📌 主なポイント
- ✓アメリカ先住民は、ヨーロッパ人の到達以前からアメリカ州に居住している先住民族の総称である。
- ✓「インディアン」や「インディオ」という名称は、コロンブスがアメリカ大陸をインドと誤認したことに起因する。
- ✓アメリカ合衆国では「ネイティブ・アメリカン」、カナダでは「ファースト・ネーションズ」、ラテンアメリカでは「インディヘナ」などの呼称が用いられる。
アメリカ先住民(Indigenous peoples of the Americas)は、ヨーロッパからの到達以前から南北アメリカ大陸とその周辺に居住している先住民族の総称である。一般にエスキモー・アレウト系諸民族と、それ以外の諸民族に大別される。
呼称の歴史的背景と展開
「インディアン」や「インディオ」という呼称は、クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸をインドと誤認したことに由来する。スペイン人が先住民を「インディオス(インド人の意)」と呼んだことが、英語の「インディアン」などに引き継がれた。
地域ごとの呼称と先住民運動
英語圏やラテンアメリカ、カナダにおいては、歴史的な経緯や政治的配慮から異なる呼称が用いられる。
- ネイティブ・アメリカン:アメリカ合衆国において、インド系アメリカ人との混同を避ける目的や、差別的色彩を帯びた「インディアン」に代わる用語として定着した。
- ファースト・ネーションズ:カナダにおいて、イヌイットやメティを除く先住民の総称として一般的に使用されている。
- インディヘナ:ラテンアメリカ諸国において、土着の人を意味するスペイン語として広く用いられている。
分類
アメリカ先住民は、言語学や人類学、居住地域によっていくつかのグループに分類される。
- エスキモー・アレウト人:極北地域に居住し、エスキモー・アレウト語族を話す諸民族。カナダでは「イヌイット」、グリーンランドでは「カラーリット」とも呼ばれる。
- インディアンおよびインディオ:エスキモー・アレウト人を除くアメリカ州本土の先住民。日本語では北米の諸民族をインディアン、中南米の諸民族をインディオと呼び分ける傾向がある。
よくある質問
アメリカ先住民にはどのようなグループが含まれますか?
エスキモー・アレウト系諸民族と、それ以外の北米・中南米等に居住する諸民族(インディアンやインディオなど)に大別されます。
「インディアン」という呼称の由来は何ですか?
クリストファー・コロンブスがアメリカ大陸に到着した際、その地を東アジアのインドであると誤解し、先住民をインド人と呼んだことに由来しています。
カナダでの先住民の総称は何ですか?
カナダでは、イヌイットやメティを除く先住民の総称として「ファースト・ネーションズ」という呼称が一般的に使用されています。
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ネイティブ・アメリカンファースト・ネーションクリストファー・コロンブスイヌイット
参考文献
- アメリカ先住民 - コトバンク
- アメリカインディアン - コトバンク
- インディオ - コトバンク