社会科学
インフラストラクチャーの概念と社会的役割

インフラストラクチャーの語義や経済・社会における役割、所有権や資金調達の仕組みについて解説する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓インフラストラクチャーは、国民経済や社会生活を支える基礎的な施設やシステムを指す。
- ✓主な分類として、生産活動を支える経済インフラと、生活環境を支える社会インフラが存在する。
- ✓道路や上下水道などの公共性の高いインフラは公的機関によって所有・管理されることが多い。
インフラストラクチャー(英語: infrastructure)とは、「下支えするもの」や「下部構造」を指す用語であり、一般には国民福祉の向上と国民経済の発展に必要な公共施設や基礎的なシステムを意味する。
語義と定義
英語の infrastructure は、「下の」を意味する接頭辞 infra と structure(構造)を組み合わせた言葉である。日本語では「社会基盤」「基盤施設」「経済基盤」などの訳語が当てられるほか、「社会資本」という類似の用語としても扱われる。
一般にインフラストラクチャーは、経済活動が円滑に機能するために不可欠なサービスや施設を含む、地域社会にサービスを提供する基本的な物理的システムとして定義されてきた。
主な分類
インフラストラクチャーは、その性質や目的によっていくつかのカテゴリに分類される。
経済インフラストラクチャー
事業活動や生産活動を直接的に支える国内の施設やネットワークを指す。道路、高速道路、橋梁、空港、港湾、配水管網、下水道システム、灌漑施設、電力網、通信網などがこれに該当する。
社会インフラストラクチャー
社会サービスを支え、人々の生活の快適さや安全性を高めるための施設である。学校、公園、病院、公営住宅、公安施設などが含まれる。
所有権と資金調達
インフラストラクチャーは、政府などの公的機関によって所有・管理される場合と、民間企業によって所有される場合がある。一般に、道路や主要な空港、配水システム、下水道ネットワークなどは公有であることが多い一方で、エネルギー供給や電気通信のネットワークは私有であることが多い。また、大規模な整備事業には長期債の発行などが活用される。
よくある質問
インフラストラクチャーとはどのような意味ですか?
国民経済の発展や国民福祉の向上に必要とされる、社会の基礎的な施設やシステムの総称です。
経済インフラと社会インフラの違いは何ですか?
経済インフラは道路や港湾など事業活動を支える施設であり、社会インフラは学校や病院など社会サービスや生活を支える施設を指します。
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参考文献
- Infrastructure | Define Infrastructure at Dictionary.com
- O'Sullivan, Arthur; Sheffrin, Steven M. Economics: Principles in Action, Pearson Prentice Hall, 2003.
- 広辞苑 第七版
- Fulmer, Jeffrey (2009). What in the world is infrastructure?. PEI Infrastructure Investor.