防衛・軍事
自衛隊における「将」階級の概要と制度

自衛隊法に定められる自衛官の最高位である「将」の階級について、陸海空の区分、幕僚長および統合作戦司令官の特例、英呼称の変遷、沿革を解説します。
📌 主なポイント
- ✓「将」は自衛隊法に定められた自衛官の最高位の階級である。
- ✓陸上自衛隊では陸将、海上自衛隊では海将、航空自衛隊では空将と称される。
- ✓統合幕僚長や各幕僚長、統合作戦司令官などの役職にある者は、将の中でも高位として扱われる。
将(しょう)は、自衛隊における階級区分のひとつであり、自衛隊法によって定められた自衛官の最高位の階級である。陸上自衛隊では陸将、海上自衛隊では海将、航空自衛隊では空将と称される。将官に位置づけられ、将補の上位に位置する。

将の中でも、統合幕僚長、陸上幕僚長、海上幕僚長、航空幕僚長、および統合作戦司令官に任ぜられている者は、その職の重要性に鑑み、将の中でも一段高い地位にあるものとして扱われる。

概要と階級的位置づけ
通常、将は諸外国軍の中将に相当する階級とされる。しかし、幕僚長や統合作戦司令官の就任者は桜星4つの階級章により区別され、大相当のものとされている。ただしこれは対外的な便宜上の位置づけであり、自衛隊法第32条において大将や中将に相当する階級の正式な定めがあるわけではない。

英呼称について、防衛白書において陸上・航空自衛隊の将は Lieutenant General とされ、海上自衛隊の海将は Vice Admiral とされてきたが、近年の英語版防衛白書等において一部整理と統一が進められている。また、幕僚長たる将等については Full General または Full Admiral と呼称されることもある。

主な補職
将の階級にある自衛官は、それぞれの自衛隊において主要な役職に補職される。
沿革
警察予備隊および保安隊における「保安監」、海上警備隊および警備隊における「警備監」が現在の将に相当する。創設期においては組織や役職による細かな等級区分や階級章の違いが存在したが、その後の法令改正や制度整備を経て現在の体系へと移行した。
よくある質問
「将」は諸外国軍のどの階級に相当しますか?
通常は中将に相当するものとされていますが、統合幕僚長や各幕僚長、統合作戦司令官などの役職にある者は大将相当として扱われます。
「将」にはどのような種類がありますか?
所属する組織に応じて、陸上自衛隊の「陸将」、海上自衛隊の「海将」、航空自衛隊の「空将」に分かれています。
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参考文献
- 自衛官の階級 防衛省
- 自衛隊法 第三十二条
- 自衛隊法施行規則等の一部を改正する防衛省令