暦法

壬申(干支)の解説

干支の第9番目である「壬申(みずのえさる)」について、その意味や五行の性質、歴史的な出来事である壬申の乱や壬申戸籍などを解説します。

📌 主なポイント

  • 壬申は干支の第9番目の組み合わせである。
  • 十干の「壬」は陽の水、十二支の「申」は陽の金を表す。
  • 672年に発生した古代日本の内乱は「壬申の乱」として知られる。
  • 1872年に編製された戸籍は「壬申戸籍」と呼ばれる。

壬申(みずのえさる、じんしん)は、干支(十干十二支)の一つで、60通りある組み合わせの第9番目に当たります。前は辛未(かのとひつじ)、次は癸酉(みずのととり)です。

五行と性質

陰陽五行説において、十干の「壬(みずのえ)」は陽の「水」、十二支の「申(さる)」は陽の「金」に分類されます。五行の相生関係では「金生水(金は水を生む)」となり、金が水に力を与える相性の良い組み合わせとされています。

壬申の年

西暦年を60で割って9が余る年が壬申の年となります。歴史的に重要な出来事として、以下のものが挙げられます。

  • 672年(天智天皇11年):古代日本で発生した皇位継承をめぐる内乱である壬申の乱が起こりました。
  • 1872年(明治5年):日本で初めて全国的に編製された戸籍制度が導入されました。この戸籍は、その年の干支にちなんで壬申戸籍と呼ばれています。

その他の暦における壬申

干支は年だけでなく、月、日、時にも割り当てられます。

壬申の月

西暦年の下1桁が4または9の年(十干が甲または己の年)の7月が壬申の月となります。ただし、これは旧暦や節月(立秋から白露の前日まで)の計算に基づきます。

壬申の日

選日において、壬申の日は「大土(おおつち)」の3日目に当たります。

壬申の刻

時刻としては、午後4時から午後6時までの時間を指します。

よくある質問

壬申の読み方は何ですか?
一般的には「みずのえさる」と読みます。また、音読みで「じんしん」とも読まれます。
壬申の乱はいつ起こりましたか?
西暦672年(天智天皇11年)に発生しました。
壬申戸籍とは何ですか?
1872年(明治5年)に日本で初めて全国的に編製された戸籍制度のことです。

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参考文献

  • 日本暦学会『暦の基礎知識』
  • 『日本書紀』
  • 明治政府『戸籍法』関連資料