合同台風警報センターの概要と歴史

📌 主なポイント
- ✓合同台風警報センター(JTWC)は1959年5月1日に設立された。
- ✓アメリカ海軍とアメリカ空軍が共同で運営している国防総省の機関である。
- ✓風速の測定には1分間平均風速を採用している。
合同台風警報センター(ごうどうたいふうけいほうセンター、英語: Joint Typhoon Warning Center; 略称: JTWC)は、アメリカ海軍とアメリカ空軍が共同でハワイ州真珠湾海軍基地に設置しているアメリカ国防総省の機関です。太平洋およびインド洋における熱帯低気圧の監視や予報、警報の発表を行い、国防総省をはじめとする合衆国政府の諸機関を支援することを任務としています。
JTWCの管轄範囲は非常に広く、世界中で活動する熱帯低気圧の大部分をカバーしています。また、米軍資産の安全確保を目的として、中部太平洋ハリケーンセンターや国立ハリケーンセンターとも緊密に協調しています。

歴史と組織の変遷
JTWCの前身となったのは、1944年12月や1945年6月に発生した台風がアメリカ軍の艦艇や兵員に甚大な被害をもたらした教訓から、1945年6月にグアム島に設立された艦隊気象センター/台風追跡センターです。その後、海軍と空軍の間で一元的な台風解析・予報組織を求める動きが強まり、太平洋軍最高司令官や統合参謀本部の要請を経て、1959年5月1日に正式に発足しました。
設立当初はグアムに置かれていましたが、1995年の基地再編計画に基づき、1999年1月1日に現在の拠点である真珠湾へと移転しました。その後も組織改編や任務の拡大を経て、2011年には単独の司令部となり、正式名称が現在のものに整理されています。
観測基準と実務
JTWCは、世界気象機関(WMO)が定める熱帯低気圧の強度表現などのガイドラインに概ね従いつつも、風速の測定基準においてはアメリカ合衆国の標準である1分間平均風速を採用しています。進路予測の分野では、1986年から海軍研究所によって開発された熱帯低気圧自動予測システム(ATCF)を1988年から導入し、解析業務の近代化を進めてきました。
また、じょう乱から24時間以内に熱帯低気圧へ発達する可能性がある場合に発表される熱帯低気圧形成情報(TCFA)の運用など、迅速な警戒情報の提供を行っています。
台風の階級
JTWCが風速に基づいて分類する台風等の強度の階級は以下の通りです。
| 階級 | 最大持続風速 (kt) | 最大持続風速 (m/s) | 参考(SSHWS) |
|---|---|---|---|
| スーパー・タイフーン | ≧137 | ≧70 | カテゴリー5 |
| タイフーン | 113–136 | 58–70 | カテゴリー4 - カテゴリー3 |
| トロピカル・ストーム | 34–63 | 17–32 | N/A |
| トロピカル・デプレッション | <34 | <17 | N/A |
よくある質問
JTWCはどこに設置されていますか?
JTWCはどの組織によって運営されていますか?
TCFAとは何ですか?
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参考文献
- United States Joint Typhoon Warning Center. Annual Tropical Cyclone Report 2015.
- Joint Typhoon Warning Center Mission Statement.
- World Meteorological Organization (WMO) 0.4 JTWC Overview.