物理学
ジュール (単位)
ジュール(J)は、国際単位系(SI)におけるエネルギー、仕事、熱量、電力量の単位です。その定義、歴史、および他の単位との関係について解説します。
📌 主なポイント
- ✓ジュール(J)は、エネルギー、仕事、熱量、電力量のSI単位である。
- ✓1ジュールは、1ニュートンの力が1メートル動くときの仕事量と定義される。
- ✓名称は物理学者ジェームズ・プレスコット・ジュールに由来する。
- ✓1948年の第9回国際度量衡総会で、熱量の単位として正式に採用された。
ジュール(英: joule、記号:J)は、国際単位系(SI)におけるエネルギー、仕事、熱量、および電力量の単位である。イギリスの物理学者ジェームズ・プレスコット・ジュールにちなんで命名された。
定義
国際単位系(SI)および日本の計量法において、1ジュールは「1ニュートンの力がその力の方向に物体を1メートル動かすときの仕事」と定義されている。SI組立単位であり、基本単位を用いてkg·m²·s⁻²と表記される。
電気的な定義としては、1ボルト(V)の電圧の下で1クーロン(C)の電荷を移動させるのに必要な仕事量に等しい(J = C·V)。また、1秒間に1ジュールの仕事が行われるときの仕事率は1ワット(W)と定義される。
歴史
1882年、イギリス科学振興協会の会長であったカール・ウィルヘルム・シーメンスが、熱量の単位として「ジュール」の導入を提唱した。当初は「1オームの抵抗に1アンペアの電流を1秒間流したときに発生する熱量」として定義され、10⁷エルグに相当するものとされた。
1889年の第2回国際電気会議で正式に採用され、その後、1946年に国際度量衡委員会が現在の定義を承認した。1948年の第9回国際度量衡総会において、ジュールは熱量の単位としても正式に採用され、それまで用いられていたカロリーの廃止が決定された。
換算
ジュールは他の単位と以下のように換算される。
- 1 J = 1 N·m
- 1 J = 1 W·s
- 1 J ≈ 0.2390 cal
- 1 J ≈ 6.2415 × 10¹⁸ eV
よくある質問
ジュールは何の単位ですか?
エネルギー、仕事、熱量、および電力量を表す国際単位系(SI)の単位です。
1ジュールはどれくらいのエネルギーですか?
1ニュートンの力で物体を1メートル動かすときに必要な仕事量に相当します。
カロリーとジュールの関係は?
1カロリーは4.184ジュールと定義されています。現在、国際的にはエネルギーの単位としてジュールが標準的に用いられます。
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参考文献
- 国際文書 国際単位系 (SI) 第 8 版日本語版 (2006)
- 計量単位令(平成四年十一月十八日政令第三百五十七号)
- Proceedings of the International Electrical Congress (1894)