物理学・科学用語
日常および各分野における「常温」の定義と規格
日常用語や工業規格、医薬品保存、ライフサイエンスなどの各分野における「常温」の定義や温度範囲について詳しく解説します。
📌 主なポイント
- ✓常温は日常用語において、冷暖房を行わない自然のままの温度を意味する。
- ✓JIS Z 8703では、工業的な常温の範囲を5〜35 ℃(20 ℃±15 ℃)と規定している。
- ✓日本薬局方において、医薬品の保存における常温は15〜25 ℃と定められている。
常温(じょうおん)とは、日常会話において特定の加熱や冷却を行わない、平常時の温度を指す言葉である。しかし、工業規格や科学分野、医薬品の管理などにおいては、それぞれ厳密な温度範囲が定義されている場合がある。
分野別の定義
ライフサイエンスの分野では、慣例的に20 ℃を常温あるいは室温として扱うことが多い。一方、微生物学においては25 ℃が基準とされることが多く、これは食品などに発生する微生物を研究対象としてきた歴史的経緯に由来する。
工業および医薬品における規格
日本産業規格(JIS Z 8703)では、常温の範囲を20 ℃±15 ℃(5〜35 ℃)と規定している。また、日本薬局方の通則においては、医薬品の保存における常温を15〜25 ℃と定めており、室温の定義(1〜30 ℃)とは区別されている。
よくある質問
常温と室温の違いは何ですか?
日常用語では同義として扱われることが多いですが、医薬品の管理などを定める日本薬局方では、常温が15〜25 ℃、室温が1〜30 ℃と明確に区別されています。
JIS規格における常温の範囲は何度ですか?
日本産業規格(JIS Z 8703)では、常温を20 ℃±15 ℃の範囲、すなわち5〜35 ℃と規定しています。
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温度標準状態
参考文献
三省堂『大辞林 第三版』、岩波書店『広辞苑 第六版』 / 日本産業標準調査会 JIS Z 8703 / 第十八改正日本薬局方 通則