7月(暦)

7月(暦)
グレゴリオ暦における第7の月である7月の概要、語源、日本における異称や文化的な背景について解説します。

📌 主なポイント

  • 7月はグレゴリオ暦で31日間ある第7の月である。
  • 英語の「July」はユリウス・カエサルの名に由来する。
  • 日本における伝統的な異称「文月」は、七夕の風習や稲の成長に関連する説がある。
  • 「7」の読み方は伝統的な「しち」のほか、聞き間違い防止のために「なながつ」と読まれることもある。

7月(しちがつ)は、グレゴリオ暦における年の第7の月に当たり、31日間あります。平年ではその年の4月と同じ曜日から始まり、閏年には1月と同じ曜日から始まります。

語源と歴史

英語の月名「July」は、共和政ローマ末期の政治家ユリウス・カエサル(Julius Caesar)に由来します。紀元前45年にユリウス暦を導入した際、カエサルはそれまで「5番目の月」を意味していた「Quintilis」を、自身の家門名にちなんで改称しました。ラテン語由来の月名を用いる言語では、6月の「Junius」と綴りが似ているため、混同を避けるために発音や綴りを調整する工夫がなされている場合があります。

『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』より7月
『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』より7月

日本における呼称

日本では旧暦7月を「文月(ふづき、ふみづき)」と呼び、現在でも新暦7月の別名として用いられます。この由来については、7月7日の七夕に詩歌を献じたり、書物を夜風に曝したりする風習に由来するという説が定説とされています。一方で、稲の穂が含む月であることから「含み月」「穂含み月」を語源とする説も存在します。

また、北海道のアイヌ語旭川方言では、夜に流し網漁を行う月を意味する「クンネヤㇱチュㇷ゚(kunne yas cup)」と呼ばれていました。

蓮の花
蓮は7月の誕生花の一つです。

読み方について

日本語の「7」は伝統的に「しち」と読まれてきましたが、近年では「1月(いちがつ)」との聞き間違いを防ぐ目的で、意識的に「なながつ」と呼ぶ傾向もみられます。政府の公式発表においても「なながつ」という表現が用いられることがあります。

よくある質問

なぜ7月は「文月」と呼ばれるのですか?
七夕に詩歌を献じたり書物を夜風に曝したりする風習に由来するという説が定説ですが、稲の穂が含む月(含み月)に由来するという説もあります。
英語のJulyの由来は何ですか?
共和政ローマの政治家ユリウス・カエサル(Julius Caesar)の名前に由来しています。
7月は「しちがつ」と「なながつ」どちらが正しいですか?
伝統的には「しちがつ」ですが、1月との聞き間違いを防ぐために「なながつ」と呼ぶことも一般的になっており、どちらも使用されています。

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グレゴリオ暦七夕ユリウス暦アイヌ文化

参考文献

  • ウェザーニュース「「文月」だけじゃない 七夕や秋の気配も感じる7月の異称」(2026年7月1日)
  • アイヌ民族博物館「《ことばからみたアイヌ文化と自然2》アイヌ文化における時間使用」(2015年10月)
  • 平塚徹「6月と7月の区別」(www.cc.kyoto-su.ac.jp)