軍事史・教育機関

海軍兵学校の歴史と各国の養成機関に関する概説

海軍兵学校の歴史と各国の養成機関に関する概説
海軍兵学校の概要、大日本帝国海軍における歴史的変遷、および世界各国の海軍士官養成機関について解説します。

📌 主なポイント

  • 海軍兵学校は海軍の初級士官を養成するための教育機関である。
  • 大日本帝国海軍の海軍兵学校は広島県江田島に所在していた。
  • 戦後の江田島には海上自衛隊幹部候補生学校が設置されている。

海軍兵学校(かいぐんへいがっこう)は、海軍の兵科将校を養成するための教育機関である。主に初級士官を対象として数年間の教育課程を設け、海軍将校として必要な専門知識や技術、教養などを授ける機関として各国に設置されてきた。

旧海軍兵学校校舎 現、海自幹部候補生学校
海軍兵学校校舎 現、海自幹部候補生学校

大日本帝国海軍における海軍兵学校

大日本帝国海軍の海軍兵学校は、広島県江田島に所在していた。第二次世界大戦の敗戦に伴い閉校となったが、戦後その敷地や一部の機能は海上自衛隊に引き継がれている。現在、江田島の跡地には海上自衛隊幹部候補生学校や海上自衛隊第1術科学校が置かれており、自衛隊の幹部育成を行っている。

また、同地では教育参考館や大講堂など当時の施設や記念品が残されており、一般の見学も受け入れている。

沿革の概略

  • 1855年(安政2年):長崎海軍伝習所が創設される。
  • 1869年(明治2年):海軍操練所が創設され、のちに築地へ移転。
  • 1870年(明治3年):海軍兵学寮に改称。
  • 1876年(明治9年):海軍兵学校に改称。
  • 1888年(明治21年):広島県江田島に移転。
  • 1945年(昭和20年):敗戦により解体。
アナポリスでの卒業式伝統の帽子投げ、2007年
アナポリスでの卒業式伝統の帽子投げ、2007年

世界各国の海軍兵学校

世界各国においても、海軍の士官を養成する同様の機関が存在する。

  • アメリカ合衆国:合衆国海軍兵学校(メリーランド州アナポリス)
  • イギリス:ブリタニア王立海軍兵学校(イングランド・ダートマス)
  • 韓国:海軍士官学校
  • 中華民国(台湾):海軍軍官学校
イギリス王立海軍兵学校
イギリス王立海軍兵学校

よくある質問

海軍兵学校ではどのような教育が行われていましたか?
海軍将校として必要な各種の知識、技術、教養などが教育され、カッターボートによる訓練や艦船を用いた長期の洋上実習などが実施されていました。
現在の江田島の海軍兵学校跡地はどうなっていますか?
現在は海上自衛隊幹部候補生学校および海上自衛隊第1術科学校が置かれており、教育参考館や大講堂などの見学も受け入れています。

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参考文献

防衛大学校 「米海軍兵学校学生来校」