出版社

偕成社:日本の児童図書出版の歴史と歩み

1936年創業の株式会社偕成社は、日本の児童図書専門出版社として絵本や児童文学の普及に貢献しています。『ノンタン』シリーズや『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』など、数多くのロングセラーを刊行する同社の歴史と特徴を解説します。

📌 主なポイント

  • 1936年11月3日に今村源三郎によって創業された。
  • 主な事業内容は児童図書(絵本、児童文学、学習書)の出版である。
  • 代表的な出版物に『ノンタン』シリーズや『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』がある。
  • 出版社番号(ISBN)として「03」を保有している。

株式会社偕成社(かいせいしゃ)は、東京都新宿区に本社を置く日本の出版社です。主に児童図書を専門としており、絵本、創作児童文学、翻訳児童文学、学習図書など幅広い分野で出版活動を行っています。年間約150点の出版物を刊行し、日本の児童図書業界において重要な役割を担っています。

沿革

1936年(昭和11年)11月3日、元銀行員であった今村源三郎によって東京市日本橋区で創業されました。創業翌月には最初の出版物であるW.ホワイト著『人は何故に失敗するか』を刊行しました。創業当初は一般書も手掛けていましたが、戦後は児童図書専門の出版社としての体制を確立しました。

1945年(昭和20年)の東京大空襲により社屋が全焼する被害を受けましたが、同年11月には活動を再開しました。1960年代以降は本格的な絵本シリーズの刊行に注力し、1975年(昭和50年)には「偕成社文庫」を創刊するなど、児童文学の普及に努めました。

主な出版物とメディア展開

偕成社は数多くのロングセラー作品を世に送り出しています。特に1976年(昭和51年)に刊行を開始したキヨノサチコによる絵本『ノンタン』シリーズは、40年以上にわたり読み継がれる代表的な作品です。また、近年では廣嶋玲子作の『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』や、上橋菜穂子による『守り人』シリーズなど、アニメ化や実写化を経て幅広い世代に支持される作品も多く手掛けています。

業界における位置付け

偕成社は「児童図書十社の会」に加盟しており、他の児童図書専門出版社と共同で営業活動を行っています。また、出版社番号(ISBNコードの接頭辞)として「03」を保有しており、これは日本の出版社の中でも非常に若い番号の一つです。なお、ポプラ社はかつて偕成社に在籍していた数名の社員が独立して創業した経緯があります。

よくある質問

偕成社はいつ設立されましたか?
1936年(昭和11年)11月3日に設立されました。
偕成社はどのような本を出版していますか?
主に絵本、創作児童文学、翻訳児童文学、科学書などの児童図書を出版しています。
『ノンタン』シリーズは偕成社から出版されていますか?
はい、1976年に第1作が刊行されて以来、偕成社から出版されているロングセラーシリーズです。

関連記事

児童文学絵本出版社ノンタン

参考文献

  • 株式会社偕成社 公式ウェブサイト (https://www.kaiseisha.co.jp/)