日本の河川

神戸川(島根県を流れる一級河川)

神戸川(島根県を流れる一級河川)
島根県中部の飯南町から出雲市へ流れ、日本海へと注ぐ一級河川「神戸川」の地理、歴史、治水事業について解説します。

📌 主なポイント

  • 神戸川は島根県を流れる一級河川であり、斐伊川水系に属している。
  • 源流は島根県の女亀山であり、最終的に日本海(大社湾)へ注ぐ。
  • 古代の『出雲国風土記』には「神門川」の名称で記載されている。

神戸川(かんどがわ)は、島根県中部の飯南町から出雲市にかけて流れる一級河川であり、斐伊川水系に属しています。

神戸川の風景
神戸川の風景

地理

島根県にある女亀山に源を発し、中国山地を北へ向かって流れます。途中、来島ダム(来島湖)で頓原川を合わせ、さらに下流で波多川と合流したのちには名勝として知られる立久恵峡を形成します。その後、出雲平野や出雲市街地を潤しながら流れを進め、出雲市西園町から大社湾を経て日本海へと注いでいます。

神戸川周辺の地図情報
神戸川周辺の地図情報
神戸川の流路を示す地図
神戸川の流路を示す地図

歴史と治水

古代の地誌である『出雲国風土記』においては「神門川」という名称で記されており、当時は神門水海(現在の神西湖)へと流れ込んでいました。

斐伊川放水路と神戸川の合流点周辺
斐伊川放水路 (1 - 2 間の青い線) 1. 斐伊川放水路分流堰 2. 神戸川合流点、 3. 神戸川河口

近代以降も度重なる水害に見舞われており、1972年の集中豪雨では大規模な浸水被害が発生しました。これを契機として1976年に神戸川水系工事実施基本計画が策定され、斐伊川と一体となった治水対策が進められるようになりました。2006年8月には斐伊川放水路の河川指定に伴い、全域が斐伊川水系へと編入されています。

主な施設

流域には水力発電や治水を目的としたダムが建設されています。飯石郡飯南町には来島ダムがあり、また2011年には志津見ダムが完成しています。

よくある質問

神戸川の源流はどこですか?
島根県にある女亀山に源を発しています。
神戸川はどの水系に属していますか?
斐伊川放水路の河川指定に伴い、2006年8月1日より全域が斐伊川水系に編入されました。
『出雲国風土記』では何という名前で記載されていますか?
「神門川」という名称で記されています。

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斐伊川神西湖立久恵峡出雲国風土記志津見ダム

参考文献

  • 国土交通省 『河川整備基本方針 斐伊川水系 流水の正常な機能を維持するため必要な流量に関する資料(H21.3.6変更)』 2025年10月20日閲覧。
  • 『出雲國風土記』 NDLJP:2539607。
  • 加藤義成 『出雲国風土記 : 校注』 千鳥書房、1965年。
  • 建設省出雲工事事務所 『河川 No.456(昭和59年7月号)』 社団法人日本河川協会。
  • 国土交通省 河川局 『斐伊川水系河川整備基本方針 斐伊水系流域及び河川の概要 4.水害と治水事業の沿革』 2009年3月6日。
  • 島根県 『志津見ダム』 2025年10月27日閲覧。