地理
金倉川:香川県丸亀平野を流れる二級河川

香川県を流れる二級河川、金倉川の概要、歴史、地理的特徴を解説。満濃池との関わりや、江戸時代の改修、地域における歴史的背景を紹介します。
📌 主なポイント
- ✓金倉川は香川県を流れる全長20.5kmの二級河川である。
- ✓8世紀初頭に築造された満濃池は、金倉川をせき止めて作られた。
- ✓江戸時代には西嶋八兵衛による治水改修が行われたと伝えられている。
- ✓金刀比羅宮の麓を流れることから、かつては「禊川」とも呼ばれた。
金倉川(かなくらがわ)は、香川県を流れる二級河川であり、二級水系金倉川の本流です。全長は約20.5kmで、香川県内の丸亀平野を北北東へと流れ、瀬戸内海へと注いでいます。

地理
金倉川の水源は、香川県仲多度郡まんのう町塩入付近に位置しています。川は北東へ流れ、日本最大級の灌漑用ため池である満濃池の東南端に流入します。その後、池の北側にある堰から流出し、琴平町の市街地を貫流します。さらに丸亀平野を北北東へと進み、丸亀市の中津万象園付近で瀬戸内海へと至ります。


歴史と治水
金倉川は古くから丸亀平野の農業を支える灌漑用水として重要な役割を果たしてきました。8世紀初頭に築造された満濃池は、金倉川をせき止めて形成されたものです。また、金刀比羅宮の麓を流れることから、かつて参拝客が禊(みそぎ)を行った場所として「禊川(みそぎがわ)」とも呼ばれていました。
江戸時代には、丸亀藩の命を受けた西嶋八兵衛による大規模な改修が行われたと伝えられています。現在の河道は、当時の治水事業によって平野の傾斜に合わせた整備がなされたと考えられています。古書『西讃府志』には、かつてこの川が「野田川」と呼ばれていた記録も残されています。


流域の交通
金倉川の流域には、JR土讃線が並行して走っています。また、国道319号や香川県道200号まんのう善通寺線、香川県道206号原田琴平線、香川県道208号大麻琴平買田線などの主要な道路が整備されており、地域の交通網を構成しています。
よくある質問
金倉川の別名は何ですか?
かつて金刀比羅宮への参拝客が禊を行ったことから「禊川(みそぎがわ)」と呼ばれていました。また、古書『西讃府志』には「野田川」という名称も記録されています。
金倉川と満濃池の関係は?
金倉川は満濃池の東南端に流入し、池の北側から再び流出しています。満濃池自体が金倉川をせき止めて造られた灌漑用ため池です。
金倉川の改修に関わった人物は誰ですか?
江戸時代に丸亀藩の治水事業を主導した西嶋八兵衛が、金倉川の改修を行ったとされています。
関連記事
満濃池丸亀平野金刀比羅宮西嶋八兵衛讃岐平野
参考文献
- 四国・水こぼれ話 vol.65 甦れ 聖なる川 (国土交通省四国地方整備局)
- 善通寺市デジタルミュージアム 金倉川
- 宮武さん、歴史に一石投じる石碑建立 (四国新聞社)