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河出書房新社:歴史と出版活動の概要

日本の出版社、株式会社河出書房新社の歴史、主な出版物、文藝賞などの文学活動について解説します。
📌 主なポイント
- ✓1886年に河出静一郎が設立した成美堂書店東京支店が起源。
- ✓1962年に新人作家の登竜門である「文藝賞」を創設。
- ✓『大人の塗り絵』シリーズは累計777万部を超えるベストセラーとなっている。
- ✓2024年5月に本社を東京都新宿区東五軒町へ移転。
株式会社河出書房新社は、日本の出版社である。文芸書や思想書、図版を多用した書籍など、幅広いジャンルの出版活動を展開している。
歴史
同社の起源は、1886年(明治19年)に河出静一郎が日本橋に設立した「成美堂書店」の東京支店に遡る。当初は教科書や学習参考書を主軸としていたが、1933年(昭和8年)に河出孝雄が「河出書房」へ改称し、文芸・思想分野へと舵を切った。1944年には文芸雑誌『文藝』を譲り受け、同社の看板雑誌として継続させた。
戦後、1949年に刊行した『現代日本小説大系』が廉価版として人気を博し、円本ブームの一翼を担った。しかし、1957年に経営破綻を経験。その後、新たに「河出書房新社」として再建された。1967年にも再び会社更生法を申請し倒産したが、その都度再建を果たしている。

文学活動と出版物
1962年に創設された「文藝賞」は、新人作家の登竜門として知られ、山田詠美、綿矢りさ、羽田圭介など多くの作家を輩出してきた。また、池澤夏樹が個人編集を務めた「世界文学全集」や「日本文学全集」など、大型企画の成功でも知られる。

近年のベストセラーには、累計発行部数が777万部を超える『大人の塗り絵』シリーズや、いとうせいこうの『想像ラジオ』、木皿泉の『昨夜のカレー、明日のパン』などがある。2022年には季刊誌『スピン/spin』を創刊し、新たな読書体験の提供を試みている。
企業情報
本社は東京都新宿区東五軒町に所在する。2024年5月に渋谷区千駄ヶ谷から移転した。出版物流サービスについては、2023年に一部事業を関通ネクストロジ株式会社へ譲渡するなど、経営の効率化を図っている。
よくある質問
河出書房新社の代表的な文学賞は何ですか?
1962年に創設された「文藝賞」が同社を代表する文学賞であり、多くの新人作家を輩出しています。
河出書房新社はいつ設立されましたか?
現在の株式会社河出書房新社は、1957年の経営破綻後に再建された法人ですが、その起源は1886年設立の成美堂書店東京支店に遡ります。
『大人の塗り絵』シリーズはどのくらい売れていますか?
河出書房新社の発表によると、累計発行部数は777万部を突破しています。
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参考文献
- 河出書房新社 会社案内 (https://www.kawade.co.jp/corporate/)
- 世相風俗観察会『増補新版 現代世相風俗史年表 昭和20年-平成20年』河出書房新社、2003年。
- 『ステイホーム需要で累計発行部数777万部突破 大人向け塗り絵のパイオニア、河出書房新社の「大人の塗り絵」シリーズ』(プレスリリース)河出書房新社、2021年2月8日。
- 「関通、河出興産から出版物流サービス等の事業譲受へ」M&Aニュース、2023年11月15日。