キロメートル:国際単位系における長さの単位と表記

📌 主なポイント
- ✓キロメートルは国際単位系(SI)における長さの単位で、1000メートルに等しい。
- ✓単位記号は「km」であり、大文字で「Km」と表記するのは誤読を招くため不適切とされる。
- ✓公式の英語の綴りは「kilometre」であるが、米国では1977年以降「kilometer」が使用されている。
- ✓日本ではかつて和製漢字として「粁」という表記が用いられていた。
キロメートル(フランス語: kilomètre、英語: kilometre、アメリカ英語: kilometer、記号:km)は、国際単位系 (SI) における長さの単位であり、1000(103)メートルに等しい。
km の単位記号は、長さのSI基本単位であるメートル(m)に、103倍を表すSI接頭語であるキロ(k)を付けたものである。

表記と単位記号
口頭では、英語に近い発音の「キロメーター」と呼ばれる場合があるが、日本の計量法上は認められていない。また、日本では1950年(昭和25年)頃まで和製漢字を用いて「粁」と表記されることがあった。これはメートルを表す「米」にその1000倍であることを示す「千」の字を合わせたものであるが、当用漢字(現・常用漢字)表に含まれておらず、計量法上の取引や証明に使用できないため、現代ではほとんど使われていない。
単位記号の「km」は小文字で記述するのが正式である。「Km」のように大文字を用いると、ケルビンとメートルを掛け合わせた「ケルビン メートル」と誤読される可能性があるため避けるべきである。また、Unicode には記号 km を一文字で表した ㎞(U+339E)という合字が存在するほか、単に「キロ」と省略されることもある。
英語の綴りと発音
キロメートルの公式の英語の綴りは kilometre である。JIS規格などにおいても kilometer と綴られることは原則としてない。ただし、米国においては1977年以降、例外的に kilometer という綴りが採用されている。
発音におけるアクセントの位置については、接頭語である kilo の最初のシラブルに強アクセントが置かれる。これは millimetre や nanometre などの分量単位の英語発音と共通している。
関連する単位
キロメートルは、上位のメガメートルや下位のヘクトメートルとの間で10進法の倍量・分量関係にある。また、面積を表す平方キロメートル(km2)や、速さを表すキロメートル毎時(km/h)といった派生単位の基礎ともなっている。