物理学
物理学における運動エネルギーの基礎と定式化

物理学における運動エネルギーの定義、質点や回転運動における数式、解析力学における扱いについて解説する百科事典記事です。
📌 主なポイント
- ✓運動エネルギーは物体の質量と速さの2乗に比例する。
- ✓「kinetic」という用語はギリシア語の κίνησις に由来し、1850年頃にウィリアム・トムソンによって用いられた。
- ✓物体に加えられた仕事の総量は、その物体の運動エネルギーの変化量に等しい。
運動エネルギー(英: kinetic energy)は、物体の運動に伴うエネルギーである。物体の速度を変化させる際に必要な仕事に相当する。英語の kinetic は、「運動」を意味するギリシア語の κίνησις(kinesis)に由来し、1850年頃にウィリアム・トムソンによって導入された。

質点の運動エネルギー
古典力学において、質量 m の物体が速さ v で運動しているとき、その運動エネルギー K は次のように定義される。

ニュートンの運動方程式から導かれるように、物体に加えられた仕事は運動エネルギーの変化量に等しい。力が一定の場合、仕事は力と変位の積で表される。
回転運動の運動エネルギー
並進運動における質量と速度の関係と同様に、回転運動を行う剛体の運動エネルギーは、慣性モーメントと角速度の2乗に比例する形で表される。
解析力学における運動エネルギー
解析力学の枠組みでは、ラグランジュ力学およびハミルトン力学において運動エネルギーが重要な役割を果たす。ラグランジアンは運動エネルギーとポテンシャルエネルギーの差として定義され、ハミルトニアンの導出においても運動エネルギーと一般化運動量の関係が利用される。
よくある質問
運動エネルギーとは何ですか?
物体の運動に伴うエネルギーであり、その物体の速度を変化させるために必要な仕事を表します。
質点の運動エネルギーはどのように計算されますか?
質量 m と速さ v の2乗の積の半分(1/2 mv^2)として計算されます。
回転運動の運動エネルギーは何に依存しますか?
回転運動の運動エネルギーは、慣性モーメントと角速度の2乗に比例します。
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参考文献
ウィリアム・トムソンによる用語の提唱および古典力学における物理法則の定義に基づく。