日本の学者

木下直之:日本の美術史研究者・文化資源学者

日本の美術史研究者、東京大学名誉教授、静岡県立美術館館長である木下直之の経歴、専門分野、著書について詳しく解説する百科事典記事。

📌 主なポイント

  • 1954年生まれ、静岡県浜松市出身の美術史研究者・文化資源学者。
  • 東京大学名誉教授であり、静岡県立美術館館長、神奈川大学国際日本学部教授を務める。
  • 1993年に『美術という見世物-油絵茶屋の時代』でサントリー学芸賞を受賞。
  • 2015年に学術・芸術分野への貢献により紫綬褒章を受章。

木下 直之(きのした なおゆき、1954年 - )は、日本の美術史研究者、文化資源学者。東京大学名誉教授、静岡県立美術館館長、神奈川大学国際日本学部歴史民俗学科教授。専門は博物館学、日本美術史、写真史、見世物研究など多岐にわたる。

経歴

1954年、静岡県浜松市に生まれる。静岡県立浜松北高等学校を卒業後、東京藝術大学美術学部芸術学科に進学し、1979年に卒業した。同大学院を中途退学した後、兵庫県立近代美術館の学芸員として勤務。その後、兵庫県立近代美術館学芸課長を経て、1997年に東京大学総合研究博物館助教授に着任した。

2000年に東京大学大学院人文社会系研究科(文化資源学)助教授となり、2004年に教授へ昇進。国立民族学博物館助教授の併任などを経て、2019年に東京大学を定年退任し、名誉教授となった。同年以降は神奈川大学国際日本学部教授として教鞭をとるほか、2017年からは静岡県立美術館の館長を務めている。

研究と業績

近代日本の美術や文化、彫刻、写真、見世物などを独自の視点から考察する研究で知られる。1993年に刊行した『美術という見世物-油絵茶屋の時代』によりサントリー学芸賞を受賞。また、銅像やモニュメントを通じた彫刻史を扱った『銅像時代 もうひとつの日本彫刻史』や、都市の記憶をたどる『わたしの城下町』など、数多くの著作を発表している。2008年には『わたしの城下町』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞した。

学術および文化への貢献により、2015年(平成27年)の春の褒章で紫綬褒章を受章している。

主な著書

  • 『美術という見世物-油絵茶屋の時代』(平凡社、1993年、のちちくま学芸文庫、講談社学術文庫)
  • 『写真画論-写真と絵画の結婚』(岩波書店、1996年)
  • 『博士の肖像』(東京大学出版会、1998年)
  • 『わたしの城下町』(筑摩書房、2007年、のちちくま学芸文庫)
  • 『戦争という見世物 日清戦争祝捷大会潜入記』(ミネルヴァ書房、2013年)
  • 『銅像時代 もうひとつの日本彫刻史』(岩波書店、2014年)
  • 『動物園巡礼』(東京大学出版会、2018年)

よくある質問

木下直之の専門分野は何ですか?
専門分野は日本美術史、博物館学、写真史、見世物研究などです。
木下直之はどのような賞を受賞していますか?
『美術という見世物-油絵茶屋の時代』でサントリー学芸賞、『わたしの城下町』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しているほか、紫綬褒章を受章しています。
現在の主な役職は何ですか?
東京大学名誉教授、静岡県立美術館館長、神奈川大学国際日本学部教授を務めています。

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日本美術史博物館学東京大学静岡県立美術館神奈川大学サントリー学芸賞

参考文献

  • 神奈川大学 教授紹介「木下直之 教授 - 国際日本学部」
  • 文藝春秋WEB「静岡県立浜松北高校 | 同級生交歓」
  • 文部科学省「平成27年春の褒章伝達式」