海上自衛隊の艦艇

海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」の艦歴と活動概要

海上自衛隊の護衛艦「きりさめ」の艦歴と活動概要
海上自衛隊のむらさめ型護衛艦の4番艦「きりさめ」の建造、インド洋派遣やソマリア沖海賊対処行動、各国との共同訓練などの艦歴を詳述する百科事典記事。

📌 主なポイント

  • 「きりさめ」はむらさめ型護衛艦の4番艦であり、艦名は海上自衛隊および旧海軍を通じて初の「きりさめ」である。
  • 1996年4月3日に三菱重工業長崎造船所で起工され、1999年3月18日に就役した。
  • 佐世保基地を母港とし、インド洋派遣やソマリア沖の海賊対処行動、中東での情報収集活動など多くの任務を遂行している。

きりさめ(ローマ字:JS Kirisame, DD-104)は、海上自衛隊の汎用護衛艦であり、むらさめ型護衛艦の4番艦である。艦名は気象用語の「霧雨(きりさめ)」に由来し、海上自衛隊の艦艇としては旧海軍を通じて初の命名となった。三菱重工業長崎造船所で建造され、佐世保基地を母港として数々の国内外での任務や共同訓練に参加している。

建造と就役

中期防衛力整備計画に基づく平成6年度計画4,400トン型護衛艦2233号艦として計画された「きりさめ」は、1996年4月3日に三菱重工業長崎造船所で起工された。その後、1997年8月21日に進水し、1999年3月18日に就役した。就役後は第2護衛隊群第6護衛隊に編入され、佐世保基地に配備された。

主な国内外の派遣任務

就役以降、「きりさめ」はテロ対策特別措置法や海賊対処法などに基づき、国内外の海域へ多数派遣されている。

  • インド洋派遣:2001年のテロ対策特別措置法に基づく情報収集任務をはじめ、複数回にわたりインド洋へ派遣され、補給支援活動などを支援した。
  • ソマリア沖・アデン湾における海賊対処行動2010年、2012年、2016年の各時期に第7次、第14次、第26次の派遣海賊対処行動水上部隊として現地へ赴き、船舶の護衛任務にあたった。
  • 中東地域における情報収集活動:2020年5月、中東方面における日本関係船舶の安全確保のための情報収集活動を行うため、第2次派遣情報収集活動水上部隊として佐世保基地を出港し、同年10月まで任務に従事した。

国際共同訓練と災害対処

「きりさめ」は、アメリカ、オーストラリア、フランス、カナダなど各国の海軍との間で、環太平洋合同演習(RIMPAC)をはじめとする多様な多国間共同訓練や親善訓練を重ねている。また、2023年12月に発生した鹿児島県屋久島沖での米軍オスプレイ墜落事故に伴う自主派遣や、2024年のヘリコプター墜落事故における現場での捜索救難活動など、災害や事故への対応にも従事してきた。

よくある質問

「きりさめ」の艦名の由来は何ですか?
気象用語の「霧雨(きりさめ)」に由来しています。
「きりさめ」が所属する艦種は何ですか?
海上自衛隊の汎用護衛艦(DD)であり、むらさめ型護衛艦の1隻です。
「きりさめ」の母港はどこですか?
長崎県佐世保市の佐世保基地に配備されています。

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参考文献

  • 朝雲新聞「7次隊「きりさめ」「ゆうだち」が出発 アデン湾海賊対処」2010年12月9日
  • 海上幕僚監部 報道発表資料(各地の共同訓練および派遣に関する各種PDF文書)