航空管制

神戸航空交通管制部:概要と役割

神戸航空交通管制部:概要と役割
兵庫県神戸市に位置する国土交通省の地方支分部局、神戸航空交通管制部の役割、設置経緯、および航空交通管制業務について解説します。

📌 主なポイント

  • 神戸航空交通管制部は、国土交通省の地方支分部局として2018年10月に設置された。
  • 主に西日本地域の高度33,500フィート未満の低高度空域の管制を担当している。
  • 福岡航空交通管制部と相互バックアップ体制を構築している。

神戸航空交通管制部(こうべこうくうこうつうかんせいぶ)は、兵庫県神戸市西区に所在する国土交通省の地方支分部局です。同部内に設置された神戸管制区管制所(Kobe Area Control Center; Kobe ACC)において、主に西日本地域の低高度空域における航空路管制業務を担っています。

設置の経緯

航空交通管制部の再編計画の一環として、大阪航空局管内の低高度航空交通管制業務を集約する目的で2018年10月に発足しました。施設は、廃止された神戸航空衛星センターの跡地を転用・改修して整備され、2017年4月には同センター内に準備室が設置されました。

神戸航空交通管制部の管轄地図
神戸航空交通管制部の管轄地図

管制業務と担当空域

神戸航空交通管制部は、主に高度33,500フィート未満の低高度空域を担当しています。発足当初は沖縄地区の管制を担当していましたが、順次、福岡航空交通管制部や東京航空交通管制部から西日本の低高度空域の移管を受け、担当範囲を拡大してきました。2025年4月現在、11のセクターを運用しており、無線呼び出し符号(コールサイン)は「神戸コントロール(Kobe Control)」です。

また、福岡航空交通管制部との間で相互バックアップ体制を構築しており、緊急時には福岡航空交通管制部内に設置された非常用管制卓(コールサイン:神戸コントロールF)から管制業務を継続できる体制が整えられています。

沿革

  • 2018年10月:神戸航空交通管制部が発足。
  • 2019年3月:管制システムを新システムへ移行。
  • 2022年2月:高高度セクタを福岡航空交通管制部へ移管し、低高度管制に特化。
  • 2024年2月:東京航空交通管制部から一部高高度セクタの移管を受ける。
  • 2024年6月:福岡航空交通管制部との相互バックアップ運用を開始。

よくある質問

神戸航空交通管制部の主な役割は何ですか?
主に西日本地域の低高度空域(高度33,500フィート未満)における航空路管制業務を行っています。
非常時の対応はどうなっていますか?
福岡航空交通管制部との間で相互バックアップ体制が構築されており、非常用管制卓を通じて業務を継続できる仕組みになっています。
担当空域の高度制限はありますか?
はい、神戸航空交通管制部は主に33,500フィート未満の低高度を担当しており、それ以上の高高度空域は福岡航空交通管制部が管轄しています。

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参考文献

  • 神戸新聞NEXT「神戸に18年、航空管制施設 西日本低空域を担当」(2017年2月8日)
  • 国土交通省航空局「神戸航空交通管制部における新システムへの移行について」(2019年3月30日)
  • eAIP Japan ENR2.1(2025年4月17日有効版)