行政機関
国土交通省航空局の概要と沿革

国土交通省の内部部局である航空局の歴史、組織体制、所掌業務について、信頼できる法令や公的資料に基づき解説します。
📌 主なポイント
- ✓国土交通省航空局は、航空運送事業の許認可や航空管制などを所掌する国土交通省の内部部局である。
- ✓前身組織は1920年(大正9年)に陸軍省の外局として設置された。
- ✓第二次世界大戦後の1945年12月に一度廃止されたが、1952年に運輸省の内部部局として再設置された。
- ✓現在の組織は、航空ネットワーク部、安全部、交通管制部などの主要部門で構成されている。
国土交通省航空局(こくどこうつうしょう こうくうきょく、英語: Civil Aviation Bureau)は、日本の行政機関である国土交通省の内部部局の一つです。航空関連事業の所掌を目的としており、航空運送事業に係る許認可、航空機の登録、航空機騒音や環境対策、パイロットなどの航空従事者の資格証明および養成、ならびに航空管制などに関する業務を広く担っています。
沿革
日本の航空行政を担う組織の歴史は、大正時代にさかのぼります。
- 1920年(大正9年)8月1日 - 陸軍省の外局として航空局が設置されました。
- 1923年(大正12年)4月1日 - 逓信省の外局となりました。
- 1924年(大正13年)11月25日 - 逓信省の内部部局となりました。
- 1938年(昭和13年)2月1日 - 再び逓信省の外局となりました。
- 1943年(昭和18年)11月1日 - 運輸通信省の設置に伴い、同省の内部部局となりました。
- 1945年(昭和20年)5月19日 - 運輸省の設置により同省の内部部局となりましたが、同年11月18日に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)から民間航空の全面的禁止を指令する「SCAPIN-301」が発出され、組織の解散が要求された結果、同年12月31日をもって航空局は廃止されました。この間、航空保安行政は逓信院電波局などが所掌することとなりました。
- 1949年(昭和24年)6月1日 - 電気通信省の外局として航空保安庁が設置されました。
- 1950年(昭和25年)12月12日 - 運輸省の外局として航空庁が設置されました。
- 1952年(昭和27年)8月1日 - 運輸省の内部部局として航空局が再設置されました。
- 2001年(平成13年)1月6日 - 中央省庁再編に伴う国土交通省の設置により、同省の内部部局となりました。
組織体制
国土交通省組織令および組織規則に基づき、航空局には局長、次長のほか、大臣官房審議官(航空)、技術審議官(航空)などの役職が置かれています。また、主な内部組織として以下の部門が設置されています。
- 航空ネットワーク部:空港の計画や整備、航空運送業務の調整、国際航空に関する交渉などを担当します。
- 安全部:航空機の安全確保に関する基準策定、運航審査、航空機検査、無操縦者航空機(ドローンなど)の安全確保などを担当します。
- 交通管制部:航空交通管制の運用、管制情報処理システムの管理、飛行検査、航行支援技術の高度化などを担当します。
よくある質問
国土交通省航空局とはどのような組織ですか?
国土交通省の内部部局の一つで、航空運送事業の許認可、航空機の登録、航空従事者の資格証明、航空管制など、日本の航空行政全般を所掌する組織です。
航空局の歴史はいつから始まりますか?
1920年(大正9年)8月1日に陸軍省の外局として設置された航空局を起源としています。
戦後に航空局が廃止された時期はありますか?
はい。第二次世界大戦後の1945年11月に連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)から出された民間航空禁止令を受け、1945年12月31日に一度廃止されましたが、その後の変遷を経て1952年に再設置されました。
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参考文献
- 航空局官制(大正9年7月31日勅令第224号)
- 国土交通省設置法(平成11年7月16日法律第100号)
- 国土交通省組織令(平成12年6月7日政令第255号)