日本の道路行政

国土開発幹線自動車道建設会議の概要と歴史

国土開発幹線自動車道建設会議の設置背景や歴史、前身である国土開発幹線自動車道建設審議会との関係について詳しく解説する専門事典記事です。

📌 主なポイント

  • 国土開発幹線自動車道建設会議は、国土開発幹線自動車道建設法および高速自動車国道法に基づく国土交通大臣の諮問機関である。
  • 通称は「国幹会議」と呼ばれ、国会議員や有識者により構成されている。
  • 前身である国土開発幹線自動車道建設審議会と合わせ、計36回の審議で延べ9,428 kmの整備計画が決定された。
  • 2015年11月の政令・省令改正により、一部の暫定2車線区間の4車線化等の計画変更において国幹会議を経ずに行うことが可能となった。

国土開発幹線自動車道建設会議(こくどかいはつかんせんじどうしゃどうけんせつかいぎ)は、国土開発幹線自動車道建設法および高速自動車国道法に基づき、全国で計画されている国土開発幹線自動車道などの建設や整備に関する事項を審議するために設置された国土交通大臣の諮問機関である。通称は国幹会議(こっかんかいぎ)と呼ばれる。

設置と役割

国会議員や有識者などによって構成され、総延長11,520 kmに及ぶ国土開発幹線自動車道の整備計画などを審議する機関として位置づけられた。道路行政の重要な意思決定機関として機能してきた。

歴史的経緯と前身機関

本会議の前身としては、1957年に第1回が開催された国土開発幹線自動車道建設審議会(国幹審)が存在する。国幹審は第16回まで「国土開発縦貫自動車道建設審議会」という名称であったが、第17回より名称が変更された。国幹審は1999年の第32回まで開催され、その後、国土開発幹線自動車道建設会議へと引き継がれた。

前身の国幹審と国幹会議を合わせた歴史の中で、計36回の審議を通じて延べ9,428 kmの整備計画が決定されてきた。

近年の動向と制度改正

2015年(平成27年)11月13日、高速自動車国道法施行令の一部を改正する政令案が閣議決定され、同年11月18日に施行された。同時に高速自動車国道法施行規則の一部を改正する省令も公布・施行されている。これにより、迅速な暫定2車線化などを目的に、暫定2車線区間の4車線化などの整備計画の変更において、一定の要件を満たす場合に国幹会議を経ずに変更することが可能となった。

よくある質問

国土開発幹線自動車道建設会議とは何ですか?
国土開発幹線自動車道などの建設や整備に関する計画を審議するため、国土開発幹線自動車道建設法および高速自動車国道法に基づき設置された国土交通大臣の諮問機関です。
国幹会議の通称の由来は何ですか?
「国土開発幹線自動車道建設会議」の正式名称から主要な文字をとり、「国幹会議(こっかんかいぎ)」と略称されています。
前身となった機関は何ですか?
1957年から1999年まで開催されていた「国土開発幹線自動車道建設審議会(国幹審)」が前身にあたります。

関連記事

高速自動車国道国土交通省日本の高速道路社会資本整備審議会

参考文献

  • 高速自動車国道法施行令の一部を改正する政令案の閣議決定について - 国土交通省(2015年11月13日)
  • 高速自動車国道法施行令の一部を改正する政令・高速自動車国道法施行規則の一部を改正する省令の公布について - 国土交通省(2015年11月18日)