日本の行政

国土交通事務次官

国土交通事務次官は、国土交通省における事務方の最高責任者です。その役割や省内人事の慣例について解説します。

📌 主なポイント

  • 国土交通事務次官は、国土交通省の事務方トップである。
  • 旧建設省、旧運輸省、および技官出身者が交代で就任する慣例がある。
  • 2001年の中央省庁再編に伴い設置された官職である。

国土交通事務次官(こくどこうつうじむじかん)は、日本の国家公務員における官職の一つであり、国土交通省における事務方のトップ(最高責任者)です。略称として「国交次官」とも呼ばれます。

役割と概要

国土交通事務次官は、国土交通大臣を補佐し、省務を統括する役割を担います。省内の事務方全体を統括し、政策の立案や実施、組織運営において中心的な役割を果たします。

省内人事の慣例

国土交通省は、2001年の中央省庁再編により、旧建設省、旧運輸省、旧国土庁などが統合されて発足しました。発足当初は、旧建設省、旧運輸省、旧国土庁の出身者で次官職を順繰りに回す「三角巾人事」という見方が省内で広まっていました。しかし、実際には旧国土庁出身者が次官に就任する機会は限定的であり、実質的には旧建設省、旧運輸省の出身者と、技術系職員(技官)が次官職を担う体制が定着しています。

歴代の国土交通事務次官(一部抜粋)

国土交通省発足以降、建設省出身、運輸省出身、および技官出身者が交代で次官を務めています。以下は近年の主な人事異動の例です。

  • 2024年7月1日:吉岡幹夫(技官)が就任。
  • 2025年7月1日:水嶋智(運輸)が就任。
  • 2026年8月7日:塩見英之(建設)が就任。

よくある質問

国土交通事務次官とはどのような役職ですか?
国土交通省における事務方の最高責任者であり、国土交通大臣を補佐し、省務を統括する役割を担います。
次官の選出にはどのような慣例がありますか?
発足当初は旧建設省、旧運輸省、旧国土庁の出身者で回すという見方がありましたが、実際には旧建設省、旧運輸省の出身者と技官が中心となって就任しています。

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参考文献

  • 国土交通省『人事異動(第27号)』2025年7月1日。
  • 文藝春秋『文藝春秋 2001年9月号』2001年8月発行。