国際機関・業界団体
国際航空運送協会

国際航空運送協会(IATA)は、世界の航空会社で構成される業界団体です。本社の登記地はカナダ・モントリオール、執行オフィスはスイス・ジュネーブに置かれています。
📌 主なポイント
- ✓国際航空運送協会(IATA)は1945年4月にキューバのハバナで設立された。
- ✓本社の登記地はカナダ・モントリオールにあり、エグゼクティブオフィスはスイス・ジュネーブに置かれている。
- ✓IATAは旅客向けのBSPや貨物向けのCASSなど、航空会社と代理店間の精算システムを運営している。
国際航空運送協会(こくさいこうくううんそうきょうかい、英語: International Air Transport Association、略称: IATA)は、世界の航空会社で構成される国際的な業界団体である。本社の登記地はカナダのモントリオールにあり、エグゼクティブオフィス(執行オフィス)はスイスのジュネーブに置かれている。
概要
IATAは主に世界の主要な定期航空会社によって構成されている。加盟する航空会社は世界の定期運航の有効座席キロ数の大部分を占めており、航空業界における安全基準の策定や標準化、運賃関連の調整など、多岐にわたる役割を担ってきた。
主な役割と決済システム
IATAは航空会社間の業務効率化を図るため、複数の電子決済・清算システムを主導している。
- 請求および決済計画(BSP: Billing and Settlement Plan):旅客航空券の発券や、旅行代理店と航空会社の間における販売データのやりとり、精算、決済を一元化する電子決済システムである。
- 貨物運賃共同清算方式(CASS: Cargo Account Settlement System):貨物航空ビジネスにおけるフォワーダー(利用航空運送事業者)と航空会社間の請求・精算を代行・一本化するシステムである。
組織と年次総会
IATAの最高意思決定機関として、加盟会社の最高経営責任者(CEO)らが参集する年次総会(AGM)が毎年開催される。総会では、業界の動向や収支報告に関するレポートの発表、環境方針や安全基準に関する討議および決議、理事会の役員選出などが行われる。
歴史
IATAは1945年4月にキューバのハバナで設立された。1919年にハーグで設立された前身組織「International Air Traffic Association」の業務を引き継ぐ形で発足し、設立初期からの主要な業務の一つとして技術的な課題や運賃・タリフの調整などを行ってきた。歴史的経緯において、価格統制機能を持つ業界カルテルとして言及されることもあったが、現代においては航空業界の標準化やデジタル化の推進など、多面的な役割を果たしている。
よくある質問
国際航空運送協会(IATA)の本部はどこにありますか?
本社の登記地はカナダのモントリオールにあり、エグゼクティブオフィスはスイスのジュネーブに置かれています。
IATAの主な役割は何ですか?
航空業界における安全基準や標準化の策定、旅行代理店やフォワーダーとの間におけるBSPやCASSといった運賃・料金の清算システムの運営などを行っています。
IATAの年次総会(AGM)とは何ですか?
加盟航空会社のCEOや政府関係者などが集まる最高意思決定の場で、業界の動向についての討議や環境方針の策定、役員の選出などが行われます。
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参考文献
- International Air Transport Association - CAPA Centre for Aviation
- IATA by Region - International Air Transport Association