日本の河川
香東川:香川県中部の二級河川の歴史と地理

香川県中部を流れる二級河川・香東川の地理、江戸時代の西嶋八兵衛による流路改修の歴史、流域の観光地や支流について解説します。
📌 主なポイント
- ✓香東川は香川県中部を流れる延長33.0kmの二級河川である。
- ✓1637年に西嶋八兵衛によって大規模な流路の付け替えが行われた。
- ✓流路変更後に残った本流の伏流水は栗林公園の庭園づくりに利用された。
香東川(こうとうがわ)は、香川県中部を流れる二級河川であり、香東川水系の本流です。下流の一部地域では「郷東川」とも呼ばれています。

地理と流域
香川県木田郡三木町大字奥山にある讃岐山脈の高仙山に源を発し、はじめは西へ流れます。高松市塩江町安原下付近で北へと向きを変え、高松市香川町川東上から讃岐平野に出て、最終的に高松市新北町と高松市郷東町の境界から瀬戸内海へと注ぎます。

上流域は花崗岩質で構成されており、河岸の岩肌が白く際立つ景観が見られます。支流の内場川には内場ダムが建設されており、治水や灌漑、生活用水の供給を担っています。中流域には塩江温泉郷があり、高松空港の東側をかすめて流れています。

歴史と流路改修
江戸時代初頭まで、香東川は現在の高松市香川町大野付近で二手に分かれていました。分流は現在の水路にあたり、当時の本流は一宮から紫雲山の麓を通り、現在の高松市街地を北上して高松城の西側付近で海に注いでいました。当時の市街地において本流の西側の堤は渋柿地蔵や法泉寺付近に、東側の堤は現在の田町商店街や南新町商店街付近に位置しており、これはほぼ現在の中央通りに該当します。
当時の本流は、堆積した土砂によって川底が浅くなり、降雨のたびに洪水を引き起こしていました。そのため、1637年(寛永14年)に西嶋八兵衛によって本流の付け替えが行われ、かつての分流であった現在の水路へと流路が変更されました。流路変更のあとに残った本流の伏流水は、のちに栗林公園の庭園づくりに利用されました。

主な支流
- 椛川
- 内場川
- 西谷川

流域の観光地と施設
- 塩江温泉
- 奥の湯温泉
- 虹の滝
- 一宮寺
- 田村神社
よくある質問
香東川はどこを流れる川ですか?
香川県中部を流れ、讃岐山脈の高仙山を水源として北へ流れ、瀬戸内海に注ぐ二級河川です。
香東川の流路を変えた人物は誰ですか?
江戸時代初期の1637年(寛永14年)に、西嶋八兵衛によって洪水を防ぐための流路改修が行われました。
香東川の歴史的な水路跡は何に利用されましたか?
流路変更後に残った本流の伏流水は、栗林公園の庭園づくりに利用されました。
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参考文献
- 栗林公園の歴史 香川県観光協会公式サイト