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ラオスの通貨キープ(Kip)の概要と歴史

ラオスの通貨キープ(Kip)の概要と歴史
ラオスの通貨単位であるキープ(Kip)の歴史、通貨制度、および現在の流通状況について解説します。

📌 主なポイント

  • 通貨単位はキープ(Kip)、ISOコードはLAK。
  • 発行元はラオスの中央銀行であるラオス銀行。
  • 1979年の通貨改革により、現在の通貨制度の基礎が形成された。

キープ(Kip、ラーオ語:ກີບ)は、東南アジアのラオス人民民主共和国で使用されている通貨単位です。ISO 4217コードはLAKであり、ラオス銀行が発行・管理を行っています。補助通貨単位として「アット(Att)」が存在しますが、現在はほとんど流通していません。

通貨制度と流通状況

現在、ラオス国内では主に紙幣が流通しており、1,000キープから100,000キープまでの額面が一般的に使用されています。かつて発行されていた硬貨や、少額の紙幣(100キープ以下など)は、現在では実質的な流通から外れています。少額の釣銭が必要な場面では、現金が不足している場合に端数が切り上げ・切り捨てられたり、代替品として菓子類が渡されたりする慣習が見られることもあります。

ラオス紙幣のサンプル
ラオスで流通する紙幣の例

歴史的変遷

キープの歴史は、フランス植民地時代から現代の社会主義体制に至るまで、激動の政治情勢を反映しています。1946年のフランス再制圧期には仏領インドシナ・ピアストルが流通していましたが、1957年に「王国キープ」が導入されました。その後、1975年の社会主義革命を経て、1976年には「パテート・ラオ・キープ」へと切り替えられました。現在の通貨制度の基礎は、1979年の通貨改革(デノミネーション)によって確立されました。

歴史的な紙幣デザイン
過去に発行された紙幣のデザイン

経済的背景

ラオス経済は近隣諸国との交易に強く依存しており、歴史的にはタイ・バーツや米ドル、中国人民元が国内で広く使用されてきました。政府は自国通貨の使用を促進する政策を掲げており、価格表示はキープが標準となっていますが、外貨の利用も一部で続いています。

よくある質問

キープの補助単位は何ですか?
補助単位は「アット(Att)」ですが、現在は硬貨を含めほとんど流通していません。
ラオスでは外貨も使えますか?
歴史的にタイ・バーツや米ドルなどが流通してきましたが、現在は政府の政策によりキープでの価格表示が一般的です。
キープの記号はどのように表記されますか?
通貨記号は「₭」または「₭N」と表記されます。

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参考文献

  • 独立行政法人日本貿易振興機構 (2023年8月22日). “最低賃金を160万キープへ再引き上げ(ラオス)”
  • Bank of the Lao PDR 公式ウェブサイト