地理
南アメリカの熱帯草原リャノの地理と文化

南アメリカ大陸北部のベネズエラからコロンビアにかけて広がる熱帯草原リャノの地理、気候、伝統的な畜産業、文化について解説します。
📌 主なポイント
- ✓リャノは南アメリカ大陸北部、ベネズエラのオリノコ川流域からコロンビアにかけて広がる熱帯草原である。
- ✓気候区分ではサバナ気候(Aw)に属し、雨季には広範囲が冠水する特徴を持つ。
- ✓植民地時代から畜産業が盛んであり、馬を操る牧民はリャネロと呼ばれる。
- ✓コロンビアとベネズエラのリャノにおける労働歌は、2017年にユネスコ無形文化遺産に指定された。
リャノ(西: Llanos)は、南アメリカ大陸北部に広がる広大な熱帯草原である。主にベネズエラを流れるオリノコ川の流域からコロンビアにかけて分布しており、現代の発音ではジャノとも呼ばれる。

地理と気候
この地域は顕著な乾季が見られるのが特徴であり、ケッペンの気候区分ではサバナ気候(Aw)に分類される。雨季には大量の降水により地面が冠水し、広範囲が浅い湖のようになる。そのため、高所のみが島状に取り残される環境にあり、大規模な農業の発展よりも植民地時代から畜産業が中心営まれてきた。
文化と伝統
リャノにおける畜産労働者はリャネロ(ジャネロ)と呼ばれ、馬に騎乗して家畜を管理する牧民のイメージが定着している。歴史的には、南米の独立戦争においてリャネロによる騎兵部隊が活躍したことでも知られている。
地域固有の文化として、音楽の「ホローポ」やスポーツの「コレオ」が存在する。また、この一帯における畜産労働者の労働歌は、2017年にユネスコの無形文化遺産に登録された。
よくある質問
リャノはどこに広がっていますか?
南アメリカ大陸北部のベネズエラを流れるオリノコ川流域からコロンビアにかけて広がっています。
リャノの気候上の特徴は何ですか?
顕著な乾季があり、ケッペンの気候区分ではサバナ気候(Aw)に分類されます。雨季には地面が広範囲にわたって冠水します。
リャノの伝統的な産業は何ですか?
雨季の冠水によって農業が発達しにくいため、植民地時代から畜産業が主要な産業として行われています。
ユネスコの無形文化遺産に登録されたものは何ですか?
コロンビアおよびベネズエラのリャノ地域における畜産労働者の労働歌が、2017年にユネスコの無形文化遺産に指定されています。
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参考文献
- UNESCO - Colombian-Venezuelan llano work songs (英語). ich.unesco.org. 2023年3月28日閲覧。