物理学
光度エネルギーの定義と測光量における位置づけ

光度エネルギー(光量)の定義、国際単位系のルーメン秒や放射エネルギーとの違い、測光量における位置づけを解説する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓光度エネルギーは光量とも呼ばれ、光源から放射された光の明るさとその持続時間を表す測光量である。
- ✓国際単位系における単位はルーメン・秒(lm・s)である。
- ✓光度エネルギーは光束の時間積分として定義される。
光度エネルギー(こうどエネルギー、luminous energy)は、光量(こうりょう、英: quantity of light)とも呼ばれ、光源からある方向に放射されたすべての光の明るさがどれだけ長く続いたかを表す測光量である。人間の感じる視覚的な光の量を表す心理物理量のひとつであり、国際単位系(SI)ではルーメン・秒(lm・s)が用いられ、ルーメン・時(lm・h)が利用されることもある。

定義と数式
光度エネルギーは光束の時間積分として定義される。時刻t1からt2までの光量Qは、以下の数式によって示される。




ここで、Φtは光束(単位: ルーメン [lm])を表す。
物理的性質と名称に関する注意点
名称に「エネルギー」と含まれているものの、国際単位系におけるエネルギーの単位であるジュール(J)とは異なる。光束と同様に、光の波長成分ごとに人間の視覚感度を示す「視感度」と呼ばれる係数を乗じた値であり、網膜が吸収する物理的なエネルギーと直接一致するものではない。しかし、放射量における放射エネルギーに対応する概念であることから、便宜的に光度エネルギーと呼ばれる。
よくある質問
光度エネルギーの単位は何ですか?
国際単位系(SI)ではルーメン・秒(lm・s)が用いられ、ルーメン・時(lm・h)が使われることもあります。
光度エネルギーは物理的なエネルギーと同じですか?
いいえ、名前にエネルギーとついていますが単位はジュールではなく、人間の視感度を考慮した心理物理量です。
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参考文献
国際単位系(SI)国際文書および測光量に関する物理学の標準的定義に基づく。