地理学者

マルティン・ヴァルトゼーミュラー:世界地図に「アメリカ」と命名した地理学者

マルティン・ヴァルトゼーミュラー:世界地図に「アメリカ」と命名した地理学者
1507年に世界地図と解説書で「アメリカ」という名称を初めて用いたドイツの地理学者、マルティン・ヴァルトゼーミュラーの生涯と業績を解説。

📌 主なポイント

  • ✓マルティン・ヴァルトゼーミュラーは1470年頃にドイツで生まれた地理学者である。
  • ✓1507年に発表した世界地図と冊子『宇宙誌入門』の中で、「アメリカ」という名称を初めて使用した。
  • ✓1507年製の壁掛け用世界地図の唯一のコピーは、2003年にアメリカ議会図書館によって取得された。

マルティン・ヴァルトゼーミュラー(Martin Waldseemüller, 1470年頃 - 1520年3月16日)は、ドイツの地理学者である。1507年にマティアス・リングマンとともに著した冊子『宇宙誌入門』において、アメリゴ・ヴェスプッチにちなんで「アメリカ」という名称を初めて用いたことで知られている。

19世紀に描かれた肖像画
19世紀に描かれた肖像画

生涯

フライブルク・イム・ブライスガウ近郊のヴォルフェンヴァイラーで生まれ、フライブルク大学で学んだ。大学卒業後、ロートリンゲン公国のザンクト・ディーデルで天文学や地図学を教えた。1520年に同地で没した。

業績と「アメリカ」の命名

1507年4月25日、ヴァルトゼーミュラーはリングマンとともに世界地図を作成し、新大陸をアメリゴ・ヴェスプッチにちなんで「アメリカ」と命名した。これには地図学の入門書である『宇宙誌入門』が添付された。

1507年製地図
1507年製地図

のちに命名に対する再考から、1513年の改訂地図では「未知の土地」と表記を変更したが、すでに多くの地図が流通しており、「アメリカ」という呼称は定着していった。

1520年製地図
1520年製地図

よくある質問

マルティン・ヴァルトゼーミュラーとはどのような人物ですか?
15世紀末から16世紀初頭にかけて活動したドイツの地理学者であり、新大陸を「アメリカ」と命名したことで知られています。
「アメリカ」という名称はどのようにして生まれましたか?
探検家アメリゴ・ヴェスプッチの名前にちなみ、1507年に出版された『宇宙誌入門』および関連する世界地図の中で初めて用いられました。

関連記事

アメリゴ・ヴェスプッチ地図学の歴史大航海時代

参考文献

マルティン・ヴァルトゼーミュラー関連の歴史的文献およびアメリカ議会図書館の所蔵資料