人物
増澤譲太郎:気象庁長官を務めた日本の海洋気象学者
黒潮研究の第一人者であり、気象庁長官を務めた日本の気象学者、増澤譲太郎の経歴と業績について解説します。
📌 主なポイント
- ✓1922年生まれ、2000年没の日本の気象学者。
- ✓1980年から1983年まで気象庁長官を務めた。
- ✓黒潮の研究で知られ、1957年に理学博士号を取得した。
- ✓1987年から1988年まで日本海洋学会会長を務めた。
増澤 譲太郎(ますざわ じょうたろう、1922年9月15日 - 2000年8月29日)は、日本の気象学者。黒潮の研究で知られ、気象庁長官を歴任した。
経歴
長野県諏訪郡平野村(現・岡谷市)出身。長野県立諏訪中学校(現・長野県諏訪清陵高等学校)、第八高等学校を経て、1945年に東京帝国大学理学部地理学科を卒業した。
1946年に中央気象台(現・気象庁)に入庁。海洋気象の専門家として研鑽を積み、1957年には「黒潮流域の海流と水塊」の研究により理学博士の学位を取得した。気象庁内では予報部長などの要職を歴任し、1980年に気象庁長官に就任した。
公職退任後の1983年からは東海大学海洋学部で教授として後進の育成にあたった。また、1987年から1988年まで日本海洋学会の会長を務めた。
研究と業績
増澤は海洋気象学、特に黒潮の構造解析において重要な業績を残した。気象庁における東経137度線での観測体制の確立にも深く関与しており、日本の海洋観測の発展に寄与した。1976年には日本海洋学会賞を受賞している。
主な著書
- 『凌風の記 黒潮研究者の回想』(東海大学出版会、1984年)
- 『腰越の記 気象庁定年後の十年』(東海大学出版会、1993年)
よくある質問
増澤譲太郎の専門分野は何ですか?
海洋気象学を専門とし、特に黒潮の海流や水塊に関する研究で知られています。
気象庁での経歴はどのようなものですか?
1946年に入庁し、予報部長を経て1980年に第11代気象庁長官に就任しました。
受賞歴はありますか?
1976年に日本海洋学会賞を受賞しています。また、1992年には勲二等瑞宝章を受章しました。
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気象庁海洋気象学黒潮日本海洋学会
参考文献
- 黒田一紀, 「気象庁東経137度線の創始と増澤譲太郎博士」『海の研究』 26巻 6号, 2017年, p.251-258.
- 増沢譲太郎, 「黒潮流域の海流と水塊」 東京大学 博士論文, 1957年.