殺人の追憶 (映画)
📌 主なポイント
- ✓2003年に公開されたポン・ジュノ監督による韓国のサスペンス映画。
- ✓1980年代に発生した華城連続殺人事件を題材としている。
- ✓2019年、モチーフとなった実際の事件の犯人が特定され、解決した。
- ✓第40回大鐘賞で作品賞、監督賞、主演男優賞を受賞した。
『殺人の追憶』(原題:살인의 추억)は、2003年に公開された韓国のサスペンス映画。監督はポン・ジュノ、主演はソン・ガンホが務めた。1986年から1991年にかけて韓国の華城(ファソン)で発生した実際の連続殺人事件をモチーフとしており、キム・グァンリムの戯曲『私に会いに来て』を原作としている。
概要
本作は、軍事政権下の1980年代後半を舞台に、未解決の連続殺人事件を追う刑事たちの焦燥と、当時の韓国社会が抱えていた閉塞感を重層的に描いている。公開当時、韓国で510万人以上の観客を動員する大ヒットを記録し、ポン・ジュノ監督の名を世界的に知らしめるきっかけとなった。
あらすじ
1986年、農村地帯で女性の遺体が発見される。地元警察の刑事パク・トゥマン(ソン・ガンホ)とチョ・ヨング(キム・レハ)は、強引な取り調べと証拠捏造によって容疑者を特定しようと試みるが、捜査は難航する。そこへソウル市警から赴任してきた若手刑事ソ・テユン(キム・サンギョン)が加わり、科学的な捜査手法を導入して犯人を追い詰めていく。しかし、雨の日に発生する犯行は巧妙で、決定的な証拠は掴めないまま、事件は泥沼化していく。
背景と現実との相違
映画の題材となった「華城連続殺人事件」は、長らく韓国史上最悪の未解決事件として知られていた。しかし、2019年にDNA鑑定技術の進歩により犯人が特定され、事件は解決を迎えた。映画のストーリーは、当時の捜査体制や時代背景を反映しているが、登場人物の背景や細部についてはフィクションとして構成されている。
評価
本作は批評家から極めて高い評価を受けており、Rotten Tomatoesでは95%の支持率を記録している。クエンティン・タランティーノ監督が「1992年以来の最高傑作の一つ」と公言するなど、世界中の映画愛好家や批評家から21世紀を代表する韓国映画として高く評価されている。
主な受賞歴
- 第40回大鐘賞:作品賞、監督賞、主演男優賞
- 第24回青龍映画賞:最多観客賞
- 大韓民国映画大賞:作品賞、監督賞、主演男優賞
よくある質問
映画『殺人の追憶』は実話ですか?
華城連続殺人事件は解決しましたか?
映画の結末にはどのような意味がありますか?
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参考文献
- 華城連続殺人事件は長らく未解決事件だったが、2019年に犯人が特定され、解決している。
- 韓国映画『殺人の追憶』実在事件34年ぶり「解決」で残る負の「追憶」(上) - デイリー新潮 (2020年8月5日)
- Memories of Murder (2003) - Rotten Tomatoes
- Memories of Murder Reviews - Metacritic