化学元素

化学元素としての水銀の性質と歴史

化学元素としての水銀の性質と歴史
原子番号80の元素である水銀の物理的・化学的性質、名称の由来、歴史的背景について解説します。

📌 主なポイント

  • 水銀の原子番号は80であり、元素記号はHgである。
  • 常温、常圧で液体として存在する代表的な金属元素である。
  • 主な鉱物として辰砂(HgS)などから産出される。

水銀(すいぎん、英: mercury、羅: hydrargyrum)は、原子番号80の元素であり、元素記号はHgです。古くは「汞(みずがね)」とも呼ばれていました。周期表では第12族元素に属し、常温・常圧で液体として存在する数少ない金属元素の一つです。

物理的および化学的性質

水銀は銀白色の金属光沢を持つ液体で、融点が約-38.83℃と非常に低く、常温常圧付近で液体状態を保つ特異な性質を持っています。密度は室温付近で約13.534 g/cm3と高い値を示します。鉱物としては、主に硫化物である辰砂(HgS)や自然水銀として産出されます。

名称の由来

元素記号の「Hg」は、古代ギリシア語で「水」を意味する「ὕδωρ」と「銀」を意味する「ἄργυros」を語源とするラテン語の「hydrargyrum」に由来しています。また、英語の「quicksilver」やドイツ語の「Quecksilber」は、「生きている銀」を意味するラテン語表現に由来しています。

よくある質問

水銀の元素記号は何ですか?
水銀の元素記号はHgです。
水銀の原子番号はいくつですか?
水銀の原子番号は80です。
水銀は常温でどのような状態ですか?
水銀は常温・常圧において液体として存在します。

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参考文献

桜井弘『元素111の新知識』講談社、1998年。