気象機関
南大東島地方気象台の概要と歴史
沖縄県大東島地方の気象観測を担う南大東島地方気象台の歴史、業務、観測体制について解説します。
📌 主なポイント
- ✓南大東島地方気象台は沖縄県島尻郡南大東村に所在する。
- ✓1942年に中央気象台南大東島観測所として創立された。
- ✓大東諸島周辺の台風監視および高層気象観測を重要な業務としている。
- ✓生物季節観測において、ヒカンザクラやデイゴなど地域特有の植物を観測している。
南大東島地方気象台は、沖縄県島尻郡南大東村に位置する気象庁の地方気象台です。大東島地方(南大東島および北大東島)を管轄区域とし、沖縄気象台の指揮下で気象観測、予報業務、防災情報の提供を行っています。
業務内容
当気象台は、地上気象観測、地域気象観測(アメダス)、高層気象観測(ラジオゾンデ)を実施しています。大東諸島周辺は日本列島へ向かう台風や熱帯低気圧の経路にあたるため、これらの監視と調査が重要な業務となっています。また、地震や津波に関する観測・防災業務も担っています。
生物季節観測においては、一般的な観測項目に加え、大東地方特有の植物を対象とした観測を行っています。これにはヒカンザクラの開花・満開、デイゴ、リュウキュウコスミレ、テッポウユリの開花などが含まれます。
沿革
南大東島における気象観測は、1917年(大正6年)に民間製糖会社によって開始されたのが始まりです。その後、1942年(昭和17年)2月1日に中央気象台南大東島観測所として正式に創立されました。
第二次世界大戦後の沖縄統治下では、1950年(昭和25年)に琉球政府へ移管され、南大東島測候所となりました。その後、琉球気象庁、琉球気象台の所管を経て、1965年(昭和40年)に南大東島気象台へと改称されました。1972年(昭和47年)5月15日の沖縄返還に伴い、運輸省(当時)所管の南大東島地方気象台となり、現在に至ります。
観測体制
気象台本庁舎のほか、大東諸島内には複数の観測施設が設置されています。アメダス観測所は、南大東空港内の南大東航空気象観測所および北大東空港内の北大東航空気象観測所が運用されており、降水量、気温、風向・風速などのデータを収集しています。また、検潮所による潮位観測や、各地での震度観測も行われています。
よくある質問
南大東島地方気象台の管轄区域はどこですか?
沖縄県の大東島地方(南大東島および北大東島)を管轄しています。
どのような気象観測を行っていますか?
地上気象観測、アメダスによる地域気象観測、ラジオゾンデを用いた高層気象観測、および生物季節観測などを行っています。
大東諸島特有の生物季節観測には何が含まれますか?
ヒカンザクラの開花と満開、デイゴ、リュウキュウコスミレ、テッポウユリの開花などが観測対象となっています。
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参考文献
- 生物季節観測一覧表 南大東島地方気象台