日本の地理
水戸都市圏の概要と変遷

茨城県水戸市を中心とする水戸都市圏の定義、構成市町村の変遷、および都市雇用圏としての統計的特徴について解説します。
📌 主なポイント
- ✓水戸都市圏は茨城県水戸市を中心とする都市雇用圏である。
- ✓2010年時点の域内総生産は約2兆6560億円である。
- ✓2015年国勢調査に基づく都市圏人口は約66万9681人である。
水戸都市圏(みととしけん)は、茨城県の県庁所在地である水戸市を中心都市とする都市圏です。経済活動や通勤・通学の結びつきに基づき、都市雇用圏の枠組みで定義されることが一般的です。


都市雇用圏としての定義
東京大学空間情報科学研究センターの金本良嗣教授らによる「都市雇用圏」の定義に基づくと、水戸市を中心都市として、周辺の市町村が通勤圏を形成しています。2010年の国勢調査データでは、水戸市を中心都市とした5市3町が都市雇用圏を構成しており、域内総生産は約2兆6560億円と推計されています。
構成市町村の変遷
水戸都市圏を構成する自治体は、平成の大合併をはじめとする市町村合併により、その範囲や名称が大きく変化してきました。主な経緯は以下の通りです。
- 水戸市への編入:1992年に東茨城郡常澄村が、2005年には東茨城郡内原町が水戸市に編入されました。
- ひたちなか市の成立:1994年、勝田市と那珂湊市が合併してひたちなか市が誕生しました。
- 常陸大宮市の成立:2004年、那珂郡大宮町が周辺の山方町、美和村、緒川村、御前山村を編入し、常陸大宮市となりました。
- 那珂市の成立:2005年、那珂郡那珂町が瓜連町を編入し、那珂市となりました。
- 城里町の成立:2005年、東茨城郡常北町、桂村、西茨城郡七会村が合併し、城里町が発足しました。
- 笠間市の再編:2006年、笠間市、友部町、岩間町が合併し、現在の笠間市となりました。
統計データ
総務省統計局の国勢調査によると、水戸都市圏の人口は2015年時点で約66万9681人です。茨城県内においては、つくば都市圏に次ぐ規模の都市圏として位置づけられています。
よくある質問
水戸都市圏の範囲はどのように決められていますか?
主に国勢調査のデータに基づき、中心都市(水戸市)への通勤率が一定基準を満たす市町村を統合して定義される「都市雇用圏」の枠組みが用いられます。
茨城県内で水戸都市圏の規模はどの程度ですか?
茨城県内では、つくば都市圏に次ぐ規模の都市圏として位置づけられています。
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参考文献
- 金本良嗣「2010年 大都市雇用圏統計データ」東京大学空間情報科学研究センター、2016年。
- 総務省統計局「平成27年国勢調査結果」、2016年。