地理・河川
宮川 (三重県の一級河川)

三重県南部を流れる一級河川、宮川の地理、治水、歴史、自然環境について解説する百科事典記事。
📌 主なポイント
- ✓宮川は三重県南部を流れる延長91kmの一級河川であり、県内のみを流れる河川としては最長である。
- ✓川の名称は豊受大神宮の禊川であったことに由来する。
- ✓神宮式年遷宮のお白石持行事の石は、宮川の河原から採集される。
宮川(みやがわ)は、三重県南部を流れる一級河川である。延長91kmは、三重県のみを流れる河川としては最も長い。国土交通省の水質調査で過去に何度も1位を獲得した実績があり、清流として知られている。
地理
三重県多気郡大台町と奈良県との県境にある大台ヶ原山に源を発する。上流域は日本三大渓谷の一つに数えられる大杉谷であり、多くの支流と合流しながら北東へ流れ、伊勢市で伊勢湾に注いでいる。流域には多目的ダムの宮川ダムや三瀬谷ダムなどが建設されている。また、上中流域には河岸段丘が発達しており、段丘面を利用した茶の栽培などが営まれている。
語源
川の名称は、豊受大神宮の禊川(みそぎがわ)であったことに由来する。かつては「豊宮川」と呼ばれていたが、「豊」の字を略して宮川と呼ばれるようになったと伝えられている。
治水と歴史
大杉谷を源流とする宮川は雨が多い地域を流れるため、歴史的にたびたび氾濫を引き起こしてきた。伊勢神宮の存在もあり、豊臣秀吉や江戸幕府の山田奉行所によって治水工事が行われた。下流域に常設の近代的な橋が架けられたのは明治期に入ってからであり、それ以前は渡し舟や仮橋を利用していた。
自然と環境
流域には多様な魚類が生息しており、アユやアマゴなどの漁業権が設定されている。また、神宮式年遷宮のお白石持行事に使用する石は、この宮川の河原から採集されることでも知られている。
よくある質問
宮川の源流はどこですか?
三重県と奈良県の県境に位置する大台ヶ原山に源を発しています。
宮川という名前の由来は何ですか?
豊受大神宮の禊川であったことに由来し、かつて「豊宮川」と呼ばれていたものが略されたものとされています。
宮川の河口はどこにありますか?
三重県伊勢市にて伊勢湾に注いでいます。
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大台ヶ原山大杉谷伊勢神宮伊勢湾
参考文献
吉野淳一「エコパーク拡張 大台町全体に 活性化へ まず地元愛」『中日新聞』2016年4月3日付朝刊、三重版26頁。
大喜多甫文(1985)"宮川上・中流の風土と産業"三重地理学会 編『三重県の地理散歩』(荘人社):102-106.
国土交通省中部地方整備局「河川コード台帳(河川コード表編)」
国土交通省中部地方整備局「河川コード台帳(河川模式図編)」
大喜多甫文(1985)"宮川上・中流の風土と産業"三重地理学会 編『三重県の地理散歩』(荘人社):102-106.
国土交通省中部地方整備局「河川コード台帳(河川コード表編)」
国土交通省中部地方整備局「河川コード台帳(河川模式図編)」